期待に応えられなかった君に

期待されるってすごく嬉しいよね。
自分ってまだまだ価値がある気がして、楽しくて可能性があるようで、しあわせの普通の形に向かって頑張ってしまうよね。

期待をかけられる事が、すごくすごく嬉しいのに誰かに褒めらるのが死ぬほどしあわせなのに、同時にすごくこわいよね。
ひどくこわい事だね。身に余って恐ろしすぎるよね。
常に湖に張った薄い氷の上をスキップしている気持ちばかりで、心から安心出来る岸に向かうためにそのうち走り出してしまって、氷がひび割れて壊れて冷たいみなそこに溺れる様な。そんな気持ち。
期待される事がそんな気持ちであるあなたに読んで貰えたら嬉しいな。

期待の意味を調べてみたよ。

デジタル大辞泉より
き‐たい【期待】
［名］(スル)あることが実現するだろうと望みをかけて待ち受けること。当てにして心待ちにすること。「期待に添うよう努力する」「活躍を期待している」「期待薄」

望んでしまうのは仕方がない事なんだよ。
欲しい成果を相手にも自分にも期待するのは仕方がないんだ。
期待を持ってしまうのは、人の弱さだし強みだよ。
全然恥ずかしい事じゃないよ。

ただ、期待されるってすごくこわいよね。
そんな気持ちを好きな相手に持たれたら、この先がっかりされたらこわい。だから無理しちゃう。
でも、君が好きな相手はそんなに重く言っていないよ。
頑張る君が素敵だから、もっと輝いて欲しいだけだったりする場合の方が多いかもしれないよ。
世の中には悪い人もいるから、単に私欲の為利用するのに、君が都合が良いだけの人もいるけど、そんな人ばかりじゃ決してないよ。
これは私の個人的体験だから、わからなくても良いよ。
君はわからないでも、人からの期待が重くこわくても大丈夫だよ。

こわくても、他人からも自分からも期待されたい期待したいって思っていいんだよ。
同時に、がっかりされたくないという臆病と強がりな気持ちを胸に抱えててもいいんだよ。
例え、結果その期待に答えられなくてもいいんだよ。
君は十分頑張っているよ。大丈夫。
待ち受けてる期待が絶望でなければ、君の頑張り、他の人から見たら当たり前なんて残酷に言われても、君の頑張っているのをわかってくれる人がいるかもしれない、と自分も期待していいんだよ。

期待した相手にがっかりしても良いよ。
期待されたのに答えられなくて、自分にがっかりしても良いよ。
だけど、そんなに重たいプレッシャーとして相手は君に期待してないから、単純に頑張っている君がすごく素敵でこれからも前向きに頑張っていられるように、期待しているだけだから。
それだけの方が多いから。

だから期待に応えられなくても、いいんだよ。