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2021/07/24 張りぼての五輪開会式

五輪開会式は、最悪のベクトルで私の予想を超えていた。一言でいえば、張りぼて。無観客開催が決まったのが遅く、演出チームのゴタゴタ続きで空いた穴をふさぐことに精一杯だった、急ごしらえの張りぼて。中味はスカスカの「日本軽チャー」を、余すところなく反映していた。

歌舞伎の市川海老蔵が出演していたけど、生かし方が分かっていない。世界的ジャズピアニスト、上原ひろみとコラボさせておけば、スゴイ化学反応が起きるんじゃないか、と安っぽい演出意図しか感じない。

出演者はそれぞれ奮闘していたし、一生懸命だっただけに、演出陣のお粗末さ、力量不足が本当に苛立たしい。伝統芸能や文化、エンターテインメント、歴史の教養が圧倒的に足りない。もっといい人材がいたはずなのに。日本の文化力はこんなものではなかったのに。返す返すも残念だ。こんな学芸会パフォーマンスが、世界に発信されたのかと思うと、恥ずかしい。

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