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2021/04/19 生々流転する水

この写真は何だろう?ーー答えは、 噴水の勢いよくほとばしる水柱。実際に見てみると、何てことはないけれど、静止画像にして切り取ると、不思議な生き物に見えてくる。

前日に続いて、水を撮影した。方円の器に随(したが)う水に、惹かれた。

ヘレン・ケラーが言葉の存在に気づいたのも、井戸端で水を浴びながら「Water」の指文字を示された時だった。固形ではなくて、変容する水に触発されて、言葉の世界を知るとは、示唆的だと思う。

「水」にまつわる慣用句を調べていたら、「上善水の如し」という老子の言葉もあった。水のように生きるのが最善だという意味らしい。言うのは簡単だが、実践するのはなかなか難しいが、流れる水のように生きていきたい。水が流れているならば、澱のようなものは生まれない。どぶのようになるのは、大抵水の流れが止まっている場合だ。愚痴ばかり言う人も同様。新しいことに目を向けずにいると、狭い人間関係の中で悪口ばかりを言ってしまいがちになる。そんな人にはなりたくない。

ところで、このnoteのコラム用に毎日、写真を撮影している。気ままにカメラを向けているのが楽しい。ここ数日は「水」を撮影している。明日は何を撮るのだろう。

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