2021/08/28 世界の始まりみたいな夕空
買い物からの帰り道。見上げた西の果ての空に、黄金に縁取られた翼のような雲が輝いていた。
天はいきなり、奇跡のような美しさを見せつける。
あの光の向こうには、一体、何があるのだろう。
世界の始まりのような夕空。
「かたち」に結ばず、可能性を残してわだかまっている。
あしたはまだ、何も始まっていない。
いつだって、毎日は新しい。
惰性に流され、諦念にからめとられている日々。
空から新鮮なショックをもらった。
両手いっぱいの買い物袋を置いて、写真を撮りたかったけれど、そうこうしているうちに雲は形を変えていく。結局、撮影できたのは、上の1枚。でも、いいんだ。心に刻み込んだから。
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