見出し画像

中秋の名月よりも饅頭【2021/09/21】

8年ぶりに満月で迎えた「中秋の名月」。数日前から覚えていて、見上げてみようと決めていたのに、すっかり忘れていた。夜半過ぎに慌てて撮影した1枚が上の写真だ。

脚立がないので、手すりに腕を固定して、一眼レフのシャッターを切ったものの、鮮明に撮影するのは難しい。でも、写真では写すことができなかったが、望遠にしたカメラレンズからは、月の模様がくっきり観察することができた。

うさぎ の餅つきだと日本などでは、古くから言われている。世界では、本を読む高齢女性、薪をかつぐ男性、吠えているライオン…とさまざまで、想像力の豊かさを感じる。

何かが動作をしている姿というのは、共通している。実際、虚心なく見つめていると、月の模様は、複雑な形と絶妙な光と陰の織りなす造形である。見る者の心模様によって、さまざまな像を結ぶのだ。

さて、今宵の私は―。だれかが食事の準備をしている食卓に見えた。おなかがやたらとすいてきて、就寝前だというのに、コンビニで買った大福を食べてしまった。

結局、私は「花より団子」派なのだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?