続ける理由

ドラムはメンタルがえぐられる楽器だ。
その日のライブの良し悪しは大体ドラムのせいにされる。

そしてなによりフィジカルの楽器。
生身一つでやっている以上、
精神的、肉体的な面がプレイに影響する。

いかに平静を保ちクールにプレイできるか。
これが重要だ。

また数日でも練習をサボると下手になる。
(時にはドラムから離れることも重要だが)

こんな楽器を正社員で働きながら、本気で取り組んでいる俺は偉いと思う。

ある程度の年齢になるとバンドを辞める、ドラムを辞める人が多いのも事実だ。
なぜなら上には上が居て、才能ある上手い人達がたくさん出てくる。
中堅で活躍している層ももちろん多い。
それで飯を食っている以上、中堅達も席は譲ってくれない。

こんな構図は昔からわかっていたんだ。
自分の実力じゃ太刀打ちできないってことぐらい。

だから俺が音楽で、ドラムで売れる、飯を食う為にはバンドだと思った。

いっぱい今までやってきて、今のバンドでやっと花が開いたと思ったが、
最近はかなり停滞気味だ。

今の時代、良いものは評価されやすいが、反対に飽きられやすいのも事実。
方向性が昔のオルタナ要素から、J-POP寄りのキャッチ―な路線に変更したから、
関係者、お客さんは離れた。
また前任のベースが抜けたことも多い。
彼が組んでいたバンドが人気があったからね。

言ったらゼロからのスタートをすることが大事だと思う。
今一度、ライブハウスからしっかり礎を築いて、
地道にやる必要がある。

ただもう疲れた、、、。
バンドを始めて10年。
厳しい気がしてきた。

潔く諦めてセカンドキャリアを考えたい。
そんな思いもある。

ただ今辞めたら悔いは残る。
あと1年は頑張ってみようと思うが果たして。

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