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進化するAIに感動と恐怖

前提として、私はプログラマーやエンジニアではありません。
日々進化していくAIについて、エンドユーザー目線で思うことを書き記します。今もストゼロと柿ピーをつまみながら書いています。


普及するSNSと反比例のネットリテラシー

まずこの記事を書こうと思ったきっかけだが、Xにてこんなポストが。

これは中国Meitu社の写真加工アプリのAI加工機能で、任天堂のどうぶつの森フィルターを紹介するポストについた引用ポスト。
写真の細部や二枚目の女性の頭身を見れば、AI加工であることはすぐ分かることではあるが、それでもかなりの精度である。

問題なのはアプリ開発元が中国企業であり、100%無断で任天堂のどうぶつの森をAIに学習させていることである。そういった視点から当アプリを見る、ということをしない理由が分からない。というのが引用ポスト主の主張である。自分は直球京都人なので、直接言う訳でもなければ、ひねった皮肉でもないこの引用ポストの言い方はあまり好みではないのだが、ともかく意見主張としては全くの同意である。

昨今急激なペースで普及したSNS。今タレントや芸人以外でSNSを一切やっていないという若者はまずいないだろう。
どの業界においてもSNSに力を入れないという選択肢は限りなくないものである。プロダクトを売る会社であろうと、飲食店であろうと、現在新規事業でSNSに力を入れないなんてことをしたしまいには即刻倒産といっても過言ではないと思う。(現に今の自分のバイト先の居酒屋がそんな感じ)

若年層の求めているものがSNSにある→ユーザーが増える→企業も無視できなくなる→自社マーケティングや案件など→さらにユーザーが増える

こんな循環の仕方でSNSは生活必需品に成ったのだと自分は考える。
思い出したらふと帰りの電車を見渡してほしい。スマホ。に虜になっていない人間は90%いないと思う。

うそはうそであると見抜ける人でないと難しい(by西村ひろゆき)

これは2000年に起きた西鉄バスジャック事件の取材を受けたひろゆき氏の当時の発言である。
ニコニコ動画全盛期、これがネットミームとして流行ったのは、当時のユーザーの言葉にしていない共通認識であり、それを最も端的に言い表した一文だったからであると考察する
もしこれが2024に初出の文言であればネットミームとなることはないだろう。

これらで何が言いたいか端的にまとめると
SNSの普及により、ユーザー全体の質が下がったのだ。
これは分かってないやつがネットをやるなだとかそういう老害的視点での主張ではなく、間口が広くなった弊害が出ていると言いたいのである。

AIの台頭

厄介なことに近年AIが急速に進化している。私も先月ベータ導入されたAdobeのベクター生成をウキウキで使ってサークルのロゴを作った(まだ販売はしていない。)ChatGPTはあまり自分は使ってこなったのでこれでAIの進歩を実感した。それと同時に少しの恐怖心も感じた。

毎月のように権利関係で問題になっているAI。
ChatGPTやAdobeの生成AIは権利対策でユーザーから受信した画像データは学習させないようになっているはず。
全てのAIがそうであれば多少不安は和らぐし、問題も減るだろうがそういう訳にもいかない。

ユーザー側が勝手にほりこんで学習させたり、失うものなしの企業が全てのクリエイターの作品を手あたり次第にぶちこんだりと、そんな事案が今後も続くだろう。

AIの登場が10年早いか、SNSの普及がここまで顕著でなければ、こんなことにはなってなかったかもしれないし、結局過程が違っても結果は同じになっていたのかもしれない。というようにタラればさえ考えたくなるほどに、打つ手がないように感じる。

繰り返し言うが自分はクリエイターではないのできっぱりとしたガイドラインのAIを開発する、なんて一生しないと思うが、しがない映像クリエイターとして、TikTokで下がった動画ハードルを上に付け直すことに今後注力していきたい。

みなさんはAIについてどう考えていますか?
100%ポジティブ?ネガティブより?


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