ファンタジーってなんのこと？
はじめに
はじめまして、こんにちは、こんばんは。
ハテナです。
前回までの記事を読んでいただいた家族に「そもそもファンタジーって何のこと？」と聞かれた際に、ジャンルについては答えられましたが、定義や上手い例えが思い付かず何も答えられないことに気がつきました。
今回は、じゃあ私の中にあるぼんやりとした形になっていない「ファンタジー」という言葉をきちんと理解して説明できるようになりたいという考えから「そもそもファンタジーって何か？」をまとめてみましたのでよろしければご一読いただけますと幸いです。
そもそもファンタジーとはなにか？
wikipediaには、ファンタジーについてこのようにまとめられています。
"超自然的、幻想的、空想的な事象を、プロットの主要な要素、あるいは主題や設定に用いるフィクション作品のジャンルである。"
シンプルでわかりやすくまとまっていますが
家族にこう説明しても頭の上に？が浮かぶのが目に見えています。
実際、Wikipediaの説明だけでは、超自然的、幻想的、空想的とは何かと聞かれるでしょう。
そこで私はこのように定義しました。（おそらく著名な方が定義済みでしょう）
ファンタジーとは、「魔法や魔術など現実では科学で説明つかない物事を題材にしているフィクション作品全般のこと。」
つまり、物語の舞台や時系列などに関係なく、いわゆる「剣と魔法の世界」が一部でも出てくるのであればそれはファンタジー作品なのです。
少々、暴論かもしれませんが、私個人が定義したものはこちらになります。
超自然的、幻想的、空想的な事象とはなにか？
超自然的な事象とは、災厄だったり、運命、奇跡、そしてなぜ自身が存在しているのかという問いと言った人間が束になっても解決や達成できない神秘的なことを指します。
"自然現象とは思えない、または、現在の科学で知られている法則では説明が付かない、自然の法則を超越している、などの意味で用いられる表現。"
超自然的は、実際に起きていることが元になります。
一方で幻想的、空想的な事象は、想像によって培われる幻のような事象のことです。そこに、空想的も含めると夢のように夢想しているイメージのようなことを指す訳です。
【幻想的】
"現実から離れて、まぼろしの世界を夢見ているようなさま"
【空想的】
考えが現実からかけ離れているさま。
ファンタジーは、神秘的で現実感のない世界観を内包した物語だと言えるでしょう。
ファンタジーの起源は神話？
ファンタジー作品は、古今東西世界中に溢れています。
日本でもライトノベル、ゲーム、アニメなどで根強い人気を誇るジャンルの一つです。
ただの作り話である妄想でしたら、長い人類史の中で忘れ去られてしまうはずです。
しかし、ファンタジーというジャンルが確立されて現代になっても生き残っています。
ファンタジーはただの作り話ではないということでしょう。
では、ファンタジーの起源は何なのでしょうか？
私個人考えですが、ファンタジーの源流が神話だと思います。
Wikipediaには、神話とは以下のように記載されてます。
"神話（しんわ、英: Myth、Mythology）は、人類が認識する自然物や自然現象、または民族や文化・文明などさまざまな事象を、世界が始まった時代における神など超自然的・形而上的な存在や文化英雄などとむすびつけた一回限りの出来事として説明する物語であり、諸事象の起源[1]や存在理由を語る説話でもある"
太古に住まう人々は、この世界そのものがどうやって生まれたのかということや自然界において発生する人間ではどうしようもなかった災厄などをベースに神という人間よりも上位の存在が引き起こしていることだと考え、そうした疑問への解決策として神話を作り、まとめた訳です。
そしてそれは、自分たちの存在理由を英雄や神に見出す物語が神話の世界観を作り上げました。
ファンタジーでは、神話の英雄や神が存在する世界や近しい別の異世界、そして超常的な事象をテーマにしています。
これらの物語は神話を元にしているのは間違いありません。
例え、1から物語を形成したとしても神という存在や、英雄、人間に成し得ないとされる魔法など全てにおいて神話から着想を得るでしょう。
ファンタジーとは超自然的な事象を取り扱います。
だから、ファンタジーの起源が神話と言えるでしょう。
最後に
神話が語る超自然的な事象から、古代の人類は自身の存在意義を見出すことができました。
多くのファンタジー作品は、そうした超自然的な事象を神話から引用して魅力的な物語を作っている訳です。
そして、ファンタジー作品のほとんど人間の限界を超えた夢を形にしています。
そうして構築された世界に現代の人々も虜になっているのだと個人的には思います。
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