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#0 ふふ、すごくひさしぶりの自由執筆体験

わー、久しぶりのブログだなあ。すごい!自由だ!

鉢須祐子として活動していたときは息を吸って吐くように書いていたのだけど、姓が変わってからなぜかできなくなっていた。想ったことを、そのままの言葉でただ連ねていくということがとても怖くなってしまった。

現在までのおよそ5年間、様々な変化が起きた。フリーライターの仕事を休止して専業主婦になった。関東から信州に引っ越した。白樺クラフトのハンドメイド作家になった。アメリカ・ロサンゼルスに引っ越した。コロナ禍により急遽、日本への一時帰国を命じられた。4ヶ月後、私の一時帰国は本帰国となりこのまま日本に戻ることに。夫はアメリカに帰り、単身赴任生活へ突入。私はアメリカの自宅に戻れないこととなり、荷物のみ日本に送り返してもらう。ひっそりマイペースにライター業を再開……。

なかなか落ち着かない。落ち着いたと思ったらまた次のフェーズが訪れる。いろんなことをやりたがる私自身の性格も影響しているのだけど、気がついたらこれだけのことを詰め込んできた。

そもそも「専業主婦」っていうことが私にとって大きな挑戦。これまでひたすら仕事だけをやってきて、家事スキルはほぼゼロ。最低限の一人暮らし分のパワーしか、いやそれもかなり怪しい感じだったので最初は正直とても大変だった。

アメリカへの転居もすごく大きな挑戦だった。知り合いゼロ、ペーパードライバーから卒業しないといけない、英語ももっと勉強しなければ……とかやっているうちに1年経った。お友達ができて楽しくなってきたところでコロナウイルス流行。1週間前に「日本に一度帰国せよ」との指示があり、最低限の荷物だけ持参して帰ってきた。空港でのPCR検査、2週間の隔離生活、その後の仮暮らし、そして最終的に私だけこのまま本帰国という。まさかもう自宅に帰れなくなるとは思ってもいなかった。今もまだかなしい。こんなに喪失感を引きずってしまうとは思わなかった。

今は私の実家に居候しながら、夫の本帰国を待っています。この状況下、専業主婦としてはほぼ失業状態なので少しだけライター業を再開。パソコンに向かう時間がちょっと増えたことで、もう一度、自由に文章を書いてみたいなという気持ちが湧いてきた。だからここ、noteにたどり着いた。

お友達には「ブログ書いたらいいのに」と前から勧められていて。そのたびにいつも再開してみようとしていたのだけど、なんかダメだった。冒頭に書いたように、ブレーキがかかってしまって自由に書けなかった。ライターという仕事においては難なく書ける。テーマが決まっているし、細かなレギュレーションも用意されている。それなのに自分で自由に、となると、できなかった。今になってその理由が自覚できるようになったのだけど、それはまたどこかで。

いやー、ようやくですよ。ようやく。やっと、自分で自分にOKを出せた。

まずは自分に、自分の言葉をしっかり届けたい。自分にちゃんと届けば、きっと誰かにも届く。ふふ、自由執筆体験。なんかくすぐったいけど、心地いいね。うれしい。

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