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レインボーカップ結果報告

先日、取手競輪場で開催されたレインボーカップに出場してきました。

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久しぶりにS級選手のみのGⅢ開催はなんともいえない緊張感に包まれていて、記者の取材も厳戒のコロナ対策で大きく距離をとりクリアボード越しでした。
しかし、S級にいた頃にはよく会う事があった関東の記者さんたちに会えたのは嬉しくてテンションが上がりました。

デイリースポーツ「松本直・撮影」

行った日は雨天の為、全レース終了後の指定練習でバンクを乗ることは出来ずバンクの感覚を測るのは翌朝の指定練習に持ち越して、ゆっくりと過ごしました。

そして、翌日しっかり指定練習でバンクの感触を確かめて自分のレースを待ち、9人で走るレースは1年半以上ぶりだったので、他の8人の動きを頭の中でシミュレーションしながらどうするかを考えその時を迎えました。

ユニフォームに着替え選手紹介に自転車に跨り出て行くと、なんと!強くて若い人気選手たちがいるにもかかわらず客席からは僕の名前を呼ぶ大声援が!
ここまでの声援を受けたことはこれまでの選手生活であっただろうか!!
走る前から大きな感動に包まれてしまった。
絶対に全力で自分のしてきたレースをしてこの声援に応えるんだ!という気持ちが強くなって、スタートを迎え発走機に自転車をセットする時には更に大きな声で応援してくれて全身から力が沸き上がってきた。
レースは全ての音も聞こえないくらいに集中出来たのだけど自分の思った位置取りが出来ず残り一周は最後尾になり自分に腹が立って悔しさが込み上げたけど、一心不乱にペダルを踏み抜いてゴール。
一体自分がどこまで行けたのか全く分からなかった。
一周回ってきたところで「はっちゃん3着!」の声が聞こえたかと思うと
「おめでとう!」「よかったぞ」など
たくさんの温かい声に只々感謝の気持ちと嬉しい気持ちで頭の中はいっぱいになり引き上げた。

今回のレースは気持ちとは裏腹に立ち回りは上手くいかず絶対絶命でしたが、あの大声援が自分でも信じられないくらい一踏み一踏みに力をくれて3着という結果をもたらしてくれたのだと思います。
本場で声援を浴びて走るレースは最高です。
競輪選手になって本当に良かったと思ったし忘れられない思い出が出来ました。
また、これからはS級選手としてフルスイングで声援を送って応援してくれる皆様に喜んでもらえるレースをしていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。
ありがとうございました!





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