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教員が仕事を辞めたくなる5つの理由をまとめてみた

私は40歳で教員を辞める、という選択をしました。

職業としての教員は、教育に情熱を持つ多くの人々にとって魅力的な選択肢ですが、中には退職を考える人もいます。教員が退職を決める理由はさまざまですが、その中でも特によく挙げられる理由まとめてみました。

1. 長時間労働や休日出勤の多さ

教員の仕事は非常に多忙です。残念ながら長時間労働や休日出勤が日常茶飯事で、授業準備、試験監督、学校行事の企画・運営など、教員は常に仕事に追われています。この過重な労働負荷は、多くの教員にとって退職の原因となっているようです。

特にスキルもない若いときは、朝6時に行って、23時過ぎになって慌てて帰る、という生活でした。それでも、自分が力がつく、という実感につながっていったのでなんとかやれました。若かったし、それが普通だ、力のないときは時間をかけるのが当たり前だと言われました。まあ、そうなんですけどね、間に合わないんですよ・・・・。

産休明けは、保育園の送り迎えがあるため、時間差勤務にしてもらっていましたが、勤務時間内に仕事が終わるわけもなく、子供を寝かせてから8時過ぎからオンラインで後輩の相談対応や指導、自分の仕事は朝3時からやっていました。が、全く間に合わなかったです。だんだん、自分が満足できる質で教育を提供できなくなってきていて、すごく苦しかったのです。。。

2. 保護者の介入によるトラブル

近年、保護者の教育への介入が教員とのトラブルを引き起こすことがあるんです。保護者との間での子供の教育観と学校の方針についての対立が生じることで、教員のストレスが高まり、退職につながることもあります。ほとんど素敵な保護者の方で私は大好きだったのですが、やはり中には特性強めの方がいらっしゃいまして、子供への思いはすごくわかるのですが、なかなか・・・ということもいくつかあり、その対応の間は蕁麻疹が出続けましたね。

3. 指導の難しさ

教育現場では、個々の生徒や学級によって指導の難易度が異なります。生徒の問題行動や学習意欲の低さ、クラスの統制の難しさなど、指導に関する課題は教員を悩ませる要因となるようです。

私の場合は、特に教育困難なお子さんを教育するという前提だったし、それを楽しんでいたので、そこに関しては感じませんでした…と書いてみましたが、やはり、技術の伴わない2年目までは辛いことの方が多かったかもしれません。しばらく朝は吐きながら学校に行っていたことを思い出しました。

4. 将来への不安

教員の給与やキャリアパスに関する不安も退職の理由の一つ。給与が他の職種に比べて低いことや、昇進や昇給の見込みが薄いことが、教員のモチベーション低下や転職の意思を促す要因となります。

一般的に言ったら高めの給料をいただいていたとは思うのですが、文科省と現場の温度差というか乖離があって、現場に文科省はこんなちゃんと考えててるんだよ!(ってお前何様)と現場に伝える役割にもなってきたのですが、そこまで「なぜこの指導を今しているのか」と考えている教員が身の回りに少ないと、なんだかなあ、なんだかなあ、このままでいいのかな、一人で空回りしているんじゃないかな、という気持ちにもなってきたのです。

5. 人間関係のストレス

どこでもそうですが、教育現場では、生徒や同僚、上司との人間関係にストレスを感じることがあります。コミュニケーションの困難さや対立、いじめなど、人間関係の問題は教員の精神的な負担となり、退職を考える要因となるようです。

これらの理由は、教員の退職に関する一般的な理由です。個々の状況や職場環境によってさらに多様化する可能性がありますよね。

教員が退職を考える際には、自身の価値観や生活目標に合った選択をすることが重要です。

でもね、私みたいにぷっつり糸が切れてしまう人もいるんです。
エネルギーがない人が子供の前にたっても仕方ないと思って、私はやめるという決断に至りました。

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