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3 旗竿地の鬼才です。今回は指値のお話しです。

今回は指値のお話しです。
前回、不動産会社に電話したことを少々書きました。その時の会話で重要度の高い内容のものは、指値についてのみだったことを思い出したので記してみたいと思います。

はじめに結論を書いておきます。私は、過疎の進行拡大していくような場所での不動産購入は深く指値をするべきだと考えております。勿論私も深めの指値をしました(その後大幅に値段を押し返されました)。

不動産会社の担当者に指値額を電話で提示すると、即答で「その額は難しいと思いますが、先方に伝えてはみます。」と言われました。このやり取りと雰囲気で察知出来ることは、「売主は利益重視というよりも、売却することが一番の目的ではないか」ということです。

どうしてそう感じたかというと、売り出し価格が、実勢価格とかなり近似していたからです。つまりこのケースの売主は、キャピタルゲインを狙っているわけではない。むしろ土地建物の処分が一番の目的なのではないか?と予想を立てました。

もしそうであるならば僕の提示した深めの指値は跳ね返されるだろう。というシナリオが即座に脳裏をよぎりました。

数日後に折り返しの電話を受けました。
私の指値学は販売価格の80パーセントの提示でしたが、押し戻しの金額は、販売価格の95パーセントと、かなりタイトなものでした。そして、売主の所在地は神戸とのこと。処分目的であることは間違いないようですね(後に不動産会社の担当さんから、やはり処分目的という旨を確認することができました)。

今回は指値と、そのリアクションから、二種類の売主の性質が見て取れることがわかりました。おさらいをすると、「過疎地の不動産購入時には指値をする」、「事前に実勢価格を調べておく」、「利益を出したい売主と、物件を処分したい売主がいる」といったところでしょう。また、物件を処分したい売主の場合で、住居が物件の所在地から遠く離れ、かつ相続直後のものは、大幅値引きの可能性はより高くなる場合があります(今回のケースも相続直後でしたが、大幅な値引きには応じてもらえませんでした)。

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不動産投資は人の数だけストーリーがあり、ドラマがあり、価格がありますね。地方の物件を買う皆さんはメゲずにどんどん指していきましょう。因みにこの記事を書いているタイミングで550万の戸建に150万の指値をしています。結果はいずれお伝えしようと思います。

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