時間を作ることを考えよう。

「どうやって作業を減らして、利益を増やせるか？」
という視点を頭に入れておかなければなりません。

つまり「量より質」を目指す必要があります。
「作業単価の低いことを極力減らす。」ということです。

しかも時間をかけて働くという人は、残念ながらなかなか価値がつかない。
価値がつかないということは支払われる給料も少ないということです。

何故ならば、時間を単純に売るということは、誰でできるからです。
気合いを入れて長時間働くなんてことは、案外誰でもできるのです。

コンビニの店員さんの時給がなんで安いのかと言えば、
ある程度覚えてしまえば、どんな人でもやれる仕事だからです。
自分の時間だけを売り、その労働時間の対価としてお給料をもらって成り立っている仕事だからです。
つまり、体を元本に働くというのは、どうあがいたってマックスで1日24時間までしかないということ。

逆に価値の高い人というのがどういった人なのか。
ある人が1時間かけて10に仕事をするとして、
価値の高い人は同じ1時間で20の仕事をするということです。

つまり、一日48時間あるという計算です。
人より2倍も時間があるということになります。

なんでそれができるかというと、「どうやって作業を減らして、利益を増やせるか？」ということが頭に入っているからです。

例えば、ある事業がブレイクし、注文も多い、お問い合わせもかなりきている状態。
それを見て、並みの人であれば、「あー、大変！早く取り掛からないと！」て時間を手を動かし、自分の時間を消費することだけを考えます。
で、おれもメールの返信に加わったのですが、その時のおれの思考回路は、「あー、大変だから早くするために一旦ゆっくり考えよう。」です。

でどうしたかというと、回答しながら、よくあるテンプレートの作成を行いました。
こうすることで、1回目の作業時間は増えるかもしれないけど、(増えるといっても回答をコピペするだけなんでほんの数分。)
これだけで、後に来る同じようなお問い合わせの対応時間を減らせるわけです。

もしくは、自分でない人が稼働しても、これをこのまま使ってもらえれば、次回は自分は稼働しなくてよくなるのです。
それだけまた時間を作れるということ。

先にちょっと時間をかけるだけで、その分圧倒的に後から時間ができるのです。

これを多くの人はなかなか実践できていない。
目の前の仕事に焦り、とりあえず手を動かすことを優先に考えてします。

または、回答しながらテンプレ化。と聞いただけで作業数が２段階になる。
２段階になるということは、時間が２倍かかる。
今回は回答のみにして、時間ができたらテンプレートを作ろう。とかね。

話していると、そういう思考回路なのかなぁと思っています。
そのような視点で捉えちゃっているんだろうなと思います。

工数が増えるようなことを、恐れてはいけない。
その工数の中を分解して見なければいけないのです。
例え工数が２段階あったとしても、それぞれにかかる時間はそうでもない、さらに後から楽ができる。であればすぐにやってしまった方がいいんです。

おれは常に少ないアクションで最大の効果を得れるのかということを考えています。
言い換えればどうすれば楽に出来るか？みたいな視点と一緒です。
これは他の仕事にも転用することができます。

身近なものだと、文字を打つのが面倒なら予測変換を先に作りまくればいいし、ショートカットキーを覚えまくればいい。
先に予想変換を作ることだったり、ショートカットを覚えるには少し時間はかかりますが、後から膨大な時間を作ることができるのです。

でも、注意なのは時間をかけるべくしてかけて一つにことに集中する仕事も存在します。
いま自分の仕事がどっちなのかを考え、適材適所で使い分けていくっていうのが重要だと思います。

「どうやって作業を減らして、利益を増やせるか？」
これを考えられるようにしてみましょう。