見出し画像

文字数を気にせずに語る不真面目なプロフィール

浅利芙美 Fumi Asari / Writer, Editor, and more.
1976年北海道生まれ。趣味は旅と家事。甘いパンと猫とキハ52が好き。

大学時代

18歳で札幌を飛び出し、つくばに暮らし、遅れてきた渋谷系としてUKロックのイベントに行くような日々を送っていました。当時夢中になったのは、六本木WAVE、カヒミ・カリィ、ゴダールとトリュフォー、フィッシュマンズ、BEAT UK、フジロック第1回目、岡崎京子、STUDIO VOICE、レオス・カラックス。学部にほとんど友だちができず、体育会空手道部の稽古に勤しんだ結果、全国国公立大学大会で女子最優秀選手賞をいただきました。


雑誌編集者時代

1999年の終わりに「STUDIO VOICE」編集部がある出版社に入社。
2003年〜2010年頃には、はてなダイアリーで「ミスハタリの冒険と計算」(「冒険と計算」は武田泰淳さんの著作名です)という映画や音楽やアートの個人的なレビューと日々の暮らしを書き連ねていました。その頃は、年間300〜400本の映画を観たり、あちこちにライヴを観に出かけたり、たくさんの本を読んだりしていました。特に、大映時代劇に夢中になり「座頭市映画手帖」という冊子を自費出版したあたりで、サブカルチャーの沼にどっぷり。20代は駆け出しの編集者時代なので、朝も夜もなく原稿袋を抱えて編集部とデザイン事務所と印刷会社を駆け巡ったハードな記憶が山積みです。


ヨーロッパ時代

2005年、音楽とパフォーマンスの集団「渋さ知らズオーケストラ」の約半年間にわたるヨーロッパツアーにマネージャーとして同行。ロシア、ドイツ、スイス、チェコ、オランダ、イタリア、スロヴェニアなど多くの国を訪問。世界有数のミュージックフェスティバルなど数多くの貴重な現場に立ち合う経験に恵まれました。自分の未熟さを実感しつつも、この旅で目にした美しい風景と、舞台袖から見たオーディエンスの熱狂は忘れられません。


フリーランスの編集者・ライター時代(東京)

帰国後は成り行きでフリーランスに。評論家・平岡正明氏の単行本『平岡正明のDJ寄席』を仲間たちと編集したり、映画やカルチャー関係の雑誌での取材、映画パンフレットへの寄稿などのほか、なぜか舞台挨拶の司会やDVD特別映像のトークといったお仕事も。ヨガやピラティスなどにも勤しんでイケイケな時期だったりもして、銀座のお店を紹介されたことも懐かしい思い出です。

その一方で、春・夏・冬の「青春18きっぷ」の季節には、新宿駅発のムーンライト信州で夜を駆け、大糸線のキハ52と非電化区間の車窓を愛でながら金沢に出かけることが定番でした。2017年に津山の扇状車両庫に保存されている大糸線キハ52のひとつに再会したときは(取材仕事で)、センチメンタルな気分になりました。



フリーランスの編集者・ライター時代(大阪)

2009年大阪に移住。京阪神エルマガジン社の月刊誌「Meets Regional」で映画監督、ミュージシャン、俳優、タレント、スポーツ選手など多くの著名人へのインタビュー取材をしたり、旅や鉄道、神社仏閣などの特集ムックに寄稿させていただいたり、お仕事の幅がぐんと広がった時期です。
また、奈良のウェディング情報を発信していた雑誌「nala:yome」では3年間にわたりコラムを連載していました。

サブカルチャー界隈での活動がメインだった東京時代に対し、大阪に来てからは、テレビで見かける方々の取材が多く(つまり映画公開やツアー前などのプロモーション時の取材が多い)、限られた時間内に要件を満たしつつ最後に予定調和をどう崩すかということを自分に課していました。インタビュー取材が多かったので随分と鍛えられたように思います。

旅と鉄道にまつわるお仕事

2011年頃からは旅や鉄道関連のお仕事も増えました。伊勢神宮参拝の紀行エッセイ、ベルリンで見てきた自転車事情レポート、「0歳児連れの大阪〜東京〜金沢〜大阪一筆書き鉄道旅」や「リニア・鉄道館訪問レポート」といった鉄道企画、鉄道ファンへのインタビューや体験企画など、面白いことをいろいろ記事にさせていただきました。主に、京阪神エルマガジン社刊のムック本・雑誌に寄稿しています。

寺社仏閣・仏像にまつわるお仕事

専門ではなく知識も少ないのですが、2013年頃からお寺取材のお仕事も増えました。関西圏のさまざまなお寺を訪問して、本堂に入れていただいたり、貴重なご本尊にお会いしたりしながら、「西国三十三札所巡り」の副読本や「関西の寺」といった特集に参加させていただきました。好きな仏像は十一面観音菩薩様です。
この時の経験を生かして、2019年には京都にある古刹のウェブサイトを全身全霊を込めて作成させていただきました。制作チームに恵まれて、Webのお仕事における自信作のひとつになりました。

Web制作会社所属のライター

2016年から大阪市内のWeb制作会社に所属し、Webサイトの企画・設計、コンセプトメイキング、取材、ライティングなどを行っています。肩書は「ライター」と「コンテンツディレクター」ですが、文章を書いている時間よりも、企画設計をしている方が多いです。クライアントありきのお仕事であること、企画から実装まで全工程を内製できる会社のため、チームワークが楽しいです。
さまざまなクライアントからの依頼に恵まれて、企業や大学、医療、介護福祉、ウェディング、美容など、いろいろな業界について学びながらお仕事することができています。

「旅と喫茶とカレーと日常 モハキハ」時代

ライター・編集業と並行して、2010年から大阪・玉造でカフェを始めました。最初は週3日の営業、その後は日中にカフェ営業、週1日の夜営業、月に1度のサンデーマルシェをはじめとしたイベント開催をしていました。看板メニューのカレーを、スープカレーからスパイスチキンカレーにリニューアルしたのが2014年のこと。閉店後の床に寝袋で転がりながら試作の日々を重ねて、玉ねぎとスパイスを長時間じっくり炒め、鶏ガラや昆布や椎茸などで煮出したスープや果物を合わせて作るオリジナルレシピを開発しました。

2015年の出産を機に3ヶ月間の休業を挟み、2015年7月に大阪・谷町六丁目に移転してリスタート。築100年近い木造長屋で生後数ヶ月の赤子と猫と一緒に営業するスタイルに。近所に住む料理家さんにお力添えいただき、酵素玄米を提供したりしていました。

2016年3月、子育てとライター業の都合により、カフェとしての定期営業は休止。2017年〜2018年は年に2回程度の不定期で、2019年〜2020年は毎月最終日曜日に営業するスタイルでゆるやかに営業を続け、カレーやフードを提供してきました。2021年1月、移住のため谷町六丁目の店舗を閉め、モハキハは一旦お休みしています。


長野県に移住して「地域おこし協力隊」に

2021年1月に、10年暮らした大阪を離れて長野県に移住しました。南アルプスと中央アルプスの両方を望む町で、行政から委嘱された地域おこし協力隊の一員として活動しています。
ミッションは「市内小中学校でのICT教育の推進支援」。数年前から保育や教育に関心を持っていたこと、コミュニケーションについて考える上でデジタルを利用した(およびアナログでの)やりとりにしっかり向き合いたいと考えていたところに、面白い出合いがありました。まだ始まったばかりですが、3年かけてこの地に馴染み成果を出せたらいいなとワクワクしているところです。


現在は

文章に携わる仕事と、その他いろいろなことをしています。地域おこし協力隊は兼業が認められているため、大阪市内のWeb会社にも在籍してテレワーク勤務もしています。

 ●編集者・ライター(大阪市の会社所属)
 ●地域おこし協力隊(長野県の某市)
 ●主婦
 ●母親

ここ最近、夢中になっているのは、ボルダリング、車の運転、宮内優里さんの音楽。旅や鉄道や家事や猫とかは相変わらず好きです。南アルプスを眺めながらせっせと働き、楽しく暮らしています。


おまけ

"16personalities"では指揮官(ENTJ-A)でした(2018年)。
https://www.16personalities.com/ja/entj型の性格


2021年に主人公(ENFJ-A)に変わりました。理論<道理(情緒優位)に傾いたようです。
https://www.16personalities.com/ja/enfj型の性格


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?