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経験代謝が先か?ラポールが先か?

22回国家資格キャリアコンサルタント試験向けロープレ勉強会
久々に受験者支援に入りました~

何か違和感・・・

養成講座のスタッフも入っての勉強会なのに・・・

勉強会スタートから2か月ほど経っているような・・・

言葉が独り歩きしている


最近、受験者支援に入れていなかったので、2回ぶりぐらいでしょうか?
オブザーバーで入っているメンバーも私が所属しているメンバーもいますが、総入れ替えに近いぐらいでした

その中には、養成講座のスタッフではいっていた方もオブザーバーで入っています
以前は、養成講座スタッフは勉強会の橋渡し程度のポジションでしたが、積極的に入っている様です

20回の勉強会でも感じていたのですが、JCDAが軸としてる

『経験代謝』
『自己概念』『自己概念の影』
『ゆらぎ』
などなど

言葉が独り歩きしている印象です

そもそも、『はじめまして~』からの【受容】は出来ていますか?
受容の大切さを理解していますか?

始めの頃のフィードバックから
『経験代謝』
『自己概念』『自己概念の影』
『ゆらぎ』
が言われれば、それは、受容や傾聴どころじゃなくなります


経験代謝が先か?ラポールが先か?


ある受験者がこんな事を言ってビックリしました~

経験代謝しながら、ラポール構築をしていく・・・

まだ
経験代謝しながら、更にラポール構築が深まるような関わり
なら分かるけど・・・

ラポールが無い中で、真のクライアントの感情は出てきません

これは言い切れます

そして、同じ志のある勉強会では、どんなに初めましてでもラポールは崩れる事はありません

だから、受験者はラポール構築が崩れる瞬間を体感しないで、勉強会を進めていく事になります
本当の意味で、ラポールの重要性が理解が出来ていないんですよね~
対人支援者に『基本のキ』ですが
オブザーバーもそこをフィードバック出来ていないのです

(キャリコンが対人支援でなければ、私はここまで言わないと思います)

ラポールが崩れた対人支援ほど最悪なものはありません
皆さんは経験したことはありますか?
それは、『こんな事で?』と思うほど、簡単に崩れます・・・

そして、もしかしたら、この人は、これがきっかけで、対人に対して、二度と心を開かなくなる可能性だってあるという事です
それが対人支援という分野なのです

だからロジャーズが大切になるのです


ラポール構築の基本に傾聴がある


そして、傾聴の基本に、ロジャーズとアイビーがよく出てきます

ロジャーズは『受容・共感的理解・自己一致』と『クライアント中心療法』アイビーは『マイクロカウンセリング』
で有名で、カウンセリングをする上では、必ず通る世界だと思います

アイビーはカウンセリングの世界感が強いかな~とは思いますが、
傾聴をするのであれば、ロジャーズの考え方は理解した方が良いです

(私も出来ていません。出来ていると理解出来ているとは違います
そして、それほどロジャーズは難しい事を言っています)

そして、経験代謝という言葉は、JCDA構築した考え方になりますが、

傾聴が出来てる関りは、必ず、経験を語らす作業がセットになりますので、対人支援している人は、この『経験代謝』という言葉は知らなくても、経験代謝をしている事になるのです

何が言いたいかと言うと、

傾聴が出来るようになれば、経験代謝は出来るようになるという事です


逆に言うと傾聴が出来ていないのに『経験代謝』は出来るようにならない


それは、経験代謝をしたいと思って、クライアントと関わった瞬間に
『クライアント中心療法』ではなくなるのです
キャリコン中心療法になるのです

傾聴のスキルが身に付くと、クライアントに言葉に興味を持ち『なぜ?』に繋がります

どのような場面で、どのような関りがあって、どのようなやり取りがあって
この感情が生まれたんだろう・・・

そして、なぜ、このクライアントはこの感情が起きるのだろう・・・
この感情の言葉は、私とは違う・・・
どのような違いがあるんだろう・・・
そして、なぜこのような感情になるのだろう・・・

過去にどのような経験をしてきて、この感情に繋がるのだろうか・・・
その経験が今の感情と繋がっているとしたら・・・・

そんなやりとりが対人支援での傾聴の世界なのです

キャリコンは国家資格でJCDAは経験代謝を主軸にしている事は確か

私は、何が言いたいかというと・・・

ロープレと口頭試問は切り離す必要がある


試験対策としては、ロープレと口頭試問は切り離す事が必要です

切り離すとは・・・
ロープレはクライアント中心で傾聴が大切になるので、クライアントに興味的関心を持ち、受容・共感的理解を示す

まずは、来談時のクライアントに対してこの関りが必須です
15分は、まずは、なぜ来談していのか?
何に苦しんでいるのか?
寄り添う必要があります

では、口頭試問では・・・
始めて、経験代謝の技法でどこまでの関りが出来てているのか分析して、
試験官に伝えるのです

ロープレの成り行きで、場合によっては、経験が語られている可能性もありますが、語られていない事もあります

どちらも、ロープレでは正解です
それは、初回面談の15分。インテーク面談で、その後も面談が続く設定だからです

もし、経験が語られているのであれば、その経験は、来談時にクライアントが抱えていた悩みに繋がる経験だったのか?
それも含めて、口頭試問にチャレンジするのです


師の大切さ


誰に学ぶか!!!
学びの世界では、これが大切です

特に、キャリコンのロープレの勉強会では最近よく思います

皆がスゴイと言う人が必ずしも自分にとってスゴイ人にはならないという事です

自分が疑問に思っている事を、明確な言葉でフィードバックしてもらえる環境が大切だと思います

残念ながら、前回参加した勉強会で、時間の経過と受験生のロープレの出来を見ていると、オブザーバーとして参加している有資格者が自分に合っていない可能性もありそうですね~

フィードバックの内容も、タイミングがあります
有資格者であれば、ある程度、フィードバックのタイミングが読めるはずです
少なくても、私が参加しているサロンのメンバーは、受験者に合わせてフィードバックしているので、始めの練習から、経験代謝という言葉は出していない印象です

始めの頃から、経験代謝を連呼する有資格者はどうでしょう?

その前に、傾聴が出来ているのか?が重要ですから・・・
始めの頃は、傾聴の基本を練習した方が良いタイミングで、それなのに高度な技術をフィードバックしても、スキルがドンドン落ちていくだけです

そして、『基本のキ』のフィードバックが出来ない有資格者のオブザーバーはどうなんだろう・・・?と感じています

残り一か月を切ってくる時期になると、私もそうですが、サロンのメンバーもさすがに経験代謝は意識します
でも、サロンメンバーは受験者を第一に考えて、サポートしていると思いますので、興味がある方はサロンにお問い合わせでも良いと思います


【キャリコンサロンメンバーnote】

【関連YouTube】


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