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ワタシらしい"はたらく"を描くセミナー 参加者の声 / 米村美里さん

昨年度も好評だった鹿児島県男女共同参画センター主催『ワタシらしい“はたらく”を描くセミナー』(以下:セミナー)が今年度も開催されます。
その募集に際して、過去にセミナーに参加された方の現在を取材してみました。

続いては、2021年度に参加された米村美里さんです。
米村さんは現在『心と身体が喜ぶ食堂 米いち』を運営されています。

*セミナーの募集詳細はこちら



普段出会えない人と対話をすることで

 米村さん:
私は夫が転勤族だったので、転勤先で様々な仕事をしていました。そんな中、息子が元々アレルギー持ちというのもあり、自然食に興味を持ち、将来的にオーガニックショップをしたい気持ちが芽生えてきたんです。きちんと自然食を理解し、その上でお弁当をお客様に提供したい。そんな想いから、鹿児島市内のレンタルスペースを借りて、お弁当の販売をスタートしました。試行錯誤しながら、今後の方向性を模索していた時、セミナーのチラシを発見しました。「ワタシらしい」「はたらく」「女性」の言葉に引っかかったんです。家事や子育てをしながら、自分の仕事を作っていくのは難しい世の中だと感じていたのですが、もしかしたら今後の働き方について、何かしらヒントになるかもしれないと思い、勢いで申し込むことにしました。

米村美里さん

米村さん:
セミナーを受講する前は「志が高い人たちが集まる場なのではないか?」と思ってドキドキしていました。でも、実際に参加し、皆さんと対話していると、そうじゃないことに気づいたんです。私と同じように将来のことが不安で、どうしたらいいかわからない方のほうが多くて、内心ホッとしました。回を重ねるごとに、セミナー中にアクションを始めたり、想いを言語化できる人も出てきて、そんな姿に「私も頑張ろう」と触発されるようになりました。普段生活していたら、行動範囲や接する人も限られます。このセミナーを通して、普段会えない方や、同じような状況の方と出会い、対話を重ねることで、迷っていた自分に背中を押すきっかけになったと思います。講師のペンギン酒店さんにも何度か足を運び、アドバイスをいただきました。講師だった方も含め、今でもゆるく交流が続いている仲間ができたのは嬉しいです。

米村さんが運営する「米いち」の看板
「米いち」店内には米村さんがセレクトした商品が並ぶ
「米いち」店内


迷わず、一歩踏み出す

米村さん:
セミナーを通して感じたのは“一歩踏み出すことの大切さ”でした。参加される皆さんはきっと何かしらモヤモヤしていて、そこで立ち止まっている方が多いと思います。でも、何も行動せずにそのままにしておくのではなく、一歩踏み出して小さなことでもアクションを起こすと、何かしら道が見えてきます。失敗することだってあるかもれしれません。それでも、そこから得た学びが糧となって“自分らしくはたらく”未来に繋がると実感しました。最近、子どもたちから「お母さん、頑張ってるね」と言われるんです。夫も私が手の届かないところをサポートしてくれるようになり、気持ちが前向きになってきています。もちろん、大変なことも多いです。でも、自分で選択し、納得した道を進んでいるからか、満足感が高い日々を送れています。

「米いち」では米村さんが厳選したコーヒーを飲むことができる
削りたての鰹節が入った味噌汁を楽しむこともできる

米村さん:
セミナーを受講して、そろそろ2年が経とうとしています。当時は、何かを始めるのに「立派な理由を並べないといけないのかな?」と思っていました。でも、そうじゃないんです。何かを始めるのに大きいも小さいもないんです。迷子だったら「迷子です」と言えばいい。お店を始めたとはいえ、私もまだまだ迷子ですし(笑)。皆さん、その迷いは共通しているかもしれません。私にとって、受講したメリットはそういう気づきだったり、お互いの未来について語れる人同士の横の繋がりができたことだと思います。実際、相談相手も増えましたし、何かあった時の逃げ場もできました。だから、難しく考えず、茶話会に参加する感覚で参加してほしいです。

お店の前にて

今年度の募集詳細はこちら

小さなことでも構いません。
セミナーに関して気になる点があれば、以下の問い合わせ先までご連絡ください。



インタビュー・撮影・執筆:上 泰寿(編集者)

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◯お問い合わせ
ご質問等は下記へお問い合わせください

企画運営:株式会社スタジオグッドフラット
メール:josei.kigyo.kagoshima@gmail.com
電話番号:050-3631-3606

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