『ヒュンダイ』か『ヒョンデ』か
韓国を代表する企業グループの一つに「現代グループ」があります。
現代グループの有力な会社である「現代自動車」は、日本のトヨタやフォルクスワーゲン(ドイツ)などと並んで世界で5本の指に入る大手メーカーです。
この「現代」を日本語でどう表すか、考えてみます。
「現代自動車」は日本進出に際し、以前は「ヒュンダイ」と言っていましたが、現在(2020年から)は「ヒョンデ」と称しています。
なぜ変わったのでしょうか?
「現代自動車」は韓国語では「현대자동차」となります。
「ヒュンダイ」は英語などで使われる"HYUNDAI"に基づいています。
これに対し、「ヒョンデ」は韓国語の「현대」の発音に近いものとなっています。
企業が海外進出し、欧米での名称を決める際、国内での名称と異なる呼び方をするのは日本の会社でもありますね。
例えば、電機・オーディオの「日本ビクター」は、商標権の問題などもあり、日本国外では"JVC"と称しています。
韓国語は、アルファベット表記に際していろんな方式があります。
日本語のローマ字でも「訓令式」や「ヘボン式」があるように…。
ということで、「ヒュンダイ」か「ヒョンデ」かという問題、一方が正しくてもう一方が間違っている、というわけではないようです。
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