見出し画像

香りで記憶する癖

香りと記憶には、密接な繋がりがあると思う。

少なくとも私は、香りと記憶が密接に繋がってしまうタイプだ。

私自身が香水が好きなこともあるが、ある匂いを街中で感じると、今は交流のない古い友達を思い出したりする。

Eternityの友達。

SamuraiWomanの友達。

ドルチェ&ガッバーナの友達…は、いないけれど。



最初の夫は、ラベンダーの香りが好きだった。

25年前、初めて遊びに行った元夫(当時は彼氏)のアパートの芳香剤が、ラベンダーで。

結婚してからもずっと、家の芳香剤にはラベンダーを選んでいた。

だから、離婚して15年たった今では、ラベンダーの香りは苦手だ。

最初の夫との日々を鮮明に思い出すから。




昨年離婚した最後の夫は、ワイルドベリーの香りが好きだった。

車の芳香剤を買いに行くと、必ずベリー系を選んでいた。

だからきっと、私はその香りがどんどん苦手になっていくんだと思う。



大知はセフレであって、夫ではないけれど、大知の髪からほのかに香るシャンプーの匂いが好きだ。


「なんていうシャンプーを使ってるの?

いい匂いだから、同じのを使ってみたいなぁ」

私が尋ねる。

「わかんないなぁ。
嫁が適当に買ってくるやつだから。

でもたしか、LUXだよ。

白い容器に、金色でLUXって書いてあって、リッチなんとか…っていう種類だった気がする」


LUXは、だいたい白い容器に金色でLUXって書いてあって、リッチなんとか系だと思うんだ。。。


あてるのが難しそうだけど、次にシャンプーを買う時、探してみようかな。

でも、今は気に入っているこの香りも、いつか苦手になってしまったりするのかな。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?