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MOTHER-32 ファームウェアのアップデート

MOOG MOTHER-32のファームウェアがしれっと2.0にアップデートされました。今までMIDI接続した時の挙動がどうにもこうにも「これバグじゃないの?」という症状があってずっと「んー」と思っていたところにこのニュース。早速アップデートしてみました。

忘備録までに下記にメモしておきます。ちなみに私は今回のアップデートはMac環境およびオーディオインタフェースのMIDI経由で行いました。

1. まずファームウェアをMOOG公式からダウンロードして下さい。

https://www.moogmusic.com/news/mother-32-firmware-update-now-available

2. 次にファームウェアを送信するためのSysEx送信アプリが必要になります。私の場合はシェアウェアの「SysEx Librarian」をダウンロードし使用しました。ちなみにWindowsの場合は「MIDI-OX」が最適かもしれません。

SysEx Librarianはこちらからダウンロードできます。

3. SysExを送信するハードとMOTHER-32を接続します。Moog公式によると「USB-MIDIケーブルを使用するか、MIDI対応インターフェイスを介して、Mother-32をコンピューターに接続します」とあります。先述のように私の場合はMacBookに接続しているオーディオインタフェースのMIDI OUTからMOTHER32に接続しました。

4. SysEx Librarianアプリを起動し、ダウンロードした「Mother-32_Firmware_v2.0」フォルダーを開いて「Mother-32_ERASE_firmware.syx」ファイルをSysEx Librarianにドラッグ&ドロップします。

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余談ですがSysEx Librarianのプルダウンメニュー(Destination)からはMIDIの送信機器を選択出来ますので特にオーディオインターフェイスとMIDIインターフェイスを分けている方など念のため送信元が合っているかどうかご確認下さい。

5. 「Play」ボタンをクリックしてMother-32_ERASE_firmware.syxを送信します。そうするとMOTHER-32のテンポLDEが緑と赤に点滅します。

6. もう一度「Play」ボタンをクリックしてMother-32_ERASE_firmware.syxを送信します。テンポLEDが2回ゆっくりと赤に点滅した後、緑に点滅します。これで無事に古いファームウェアが消去されて新しいファームウェアを受け入れる準備が整いました。

7. SysEx Librarianの最下部にある「-」をクリックして「Mother-32_ERASE_firmware.syx」を削除して、新たに「Mother-32_Firmware_v2_0_0.syx」をドラッグ&ドロップします。

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8. 「Play」をクリックして「Mother-32_Firmware_v2_0_0.syx」を送信します。MOTHER-32のMIDI IN LEDが赤く点滅し、テンポLEDが黄色に点滅することを確認します。完了するとテンポLEDが2〜3回緑色に点滅し、更新は無事終了です。

試しに外部のMIDIシーケンスからMOTHER-32を走らせてみました。以前のように本体で入力したMIDIシーケンスもしくは初期状態の1音シーケンスが外部MIDIデータと謎に混線してしまうことなく綺麗に走ることが確認出来ました。

ということで以上なります。もしもご参考になりましたら幸いです。

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