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みんなが苦手な眉。眉の下側だけ描けばOKだった 【#やり直し美容】

メイクのなかで多くの人が苦手意識を持っているのが眉。
難しいと思ってしまうのは、色々な考え方とか理論があるから。太さや長さ、形にはトレンドがあるにも関わらず、自眉は人それぞれ。だからなかなか雑誌などを見ても参考になりにくい。
私自身もそうでした。
毛深いのが悩みだった10代の頃、細眉全盛だったのに自眉は剛毛。アムロちゃんみたいになりたくて毛抜きで抜きまくりました。結果、今の自眉はかなりの山型・への字眉です……。
編集者になって眉企画を担当するも、自分ごとには置き換えづらい。黄金率とか理解はできるけれど、私のこの“へ”の字眉はどうしたらいいの?と……。

そんな眉への苦手意識が払拭されたのは、ヘアメイクのレイナさんに出会ってから。初めて取材したときに言われたのが、「眉の下側さえ描けばいい」ということでした。
この簡単すぎる一言が、私にとってはすごくわかりやすかったのです。
プロのメイクさんなので、いろんなステップや理論を伺いましたが、自分のメイクに応用するときには、「眉の下側を描く」だけを意識していました。
そうしたら、だんだん眉メイクが苦手でなくなりました。


「眉の下側だけ描けばいい」
ーーこれが眉メイクのキラーワードになる理由は、眉ってだいたい下側(目に近いほう)の毛がまだらだから。

まだらでボサボサな下側のラインが、メイクできれいなラインに整うだけできちんと感が生まれるのです。
具体的にいうと、眉頭側と眉尻を結ぶように、ペンシルやパウダーを使って眉の下側の線を整えればいいのです。
このときポイントなのが、眉頭側の描き始めの位置と、線の描き方。
どんなに薄眉の人でも眉頭には毛があるので、黒目の内側あたりから描き始めること。そして線は一気に描くのではなく、短い線を繋げるように描くこと。
つまりは、「眉は、黒目の内側あたりと眉尻を結ぶように下側の線を小刻みに描けばいい」ということかな。

もともと剛毛眉な人なら、下側の線を描くだけで眉メイクが完了すると思います。毛のない人は、全体を描き足すという工程が必要になりますが、何をどう足していけばいいのかが見えてくるはずです。
私は「下側を描く」を意識していたら、への字眉ゆえ、自分の眉のスタンダードはアーチ型だとわかりました。すると、眉山の下あたり(“へ”の字の山の部分)の、毛が生えていない部分にパウダーやペンシルで色をのせれば、直線気味のトレンド眉を楽しめる!ーーそんなふうに眉の形を変えてメイクができるようになりました。


また、左右差が気になる場合は、眉頭の高さを合わせればOKです。
眉が現れる眉頭の始まりさえ揃っていれば、眉山や眉尻、形に多少の差があったとて、あまり気にならないのです。だっていつだって表情に合わせて眉は動いているものだから。
眉頭の高さを合わせるときは、細めのペンシルを使って、下がっている眉に毛を移植するようなイメージで色を足してみてください。毛のある部分に描いてもあまり意味がないので、毛のない地肌に色をのせるのがポイントです。濃くなりすぎてしまったら、スクリューブラシでぼかせばOKだし、失敗したら落とせばいいのがメイクのいいところです。

私は在宅仕事のため、メイクをしない日がほとんどですが、眉の下側を描くだけで外向きの顔ができあがるし、気持ち的にもONのスイッチが入ります。
眉って、整うだけで気分を変えてくれる不思議な存在。
トレンドも変わるし顔も年齢とともに変わってくるもの。だからこそ、基本のきを手に入れるのが、まずは大事。そんなふうに思います。


ディレクション&編集&ライターとして携わった、レイナさんの眉の本、おすすめです!


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