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会社を辞める=どう生きたいか、だと思ったこと

もう2年も経ってしまったので、今更感もあるのですが、、
会社好きで会社辞めるつもりもなかった自分が、辞めるきっかけになったことをメモしてみます。

パパかママ、どっちか仕事辞められないの?
保育園の頃はクラスの保護者全員が働いていたのに、小学生になるとそうではないらしい。と気が付いたからか、心の居場所を探し始めたからか、子どもから「仕事辞められないの?」発言がでてきたこと。共働き世帯であれば仕事と子育ての両立に悩むタイミングはあるものだから、こういう言葉をいわれても、すぐやめよう!とは思わないし、子どもの放課後にいい環境を与えてあげられていないことにモヤモヤとしてた。(我が家は両家ともに、遠い地方なので、祖父母の手助けを得にくかった。この「いい環境」ってのもそのときよくわかっていなかったのだけど。)

今思えば、他に助けを求めることはいくらでもできたのだけど、当時は全く気が付かなかったのだよね。

なんとかなるよ、以外の選択肢を選びたい、と思った
勤めていた会社には、ママ向けのセミナー等を自主的に開催するベテランママ社員も多く、社内セミナーに参加したり、せっかくならそういう人たちと話をしてみたい、と退職を決める前は個人的に人脈を広げてみたり、

他にも、子育て系のコーチングレッスンや学びを得たりして、今日帰宅してからも育児を頑張ろう、と思えていたけれど、やっぱり自分だけのスキルアップですむものではない、と思っていた。子育ての経験談あるあるを共有したり、「なんとかなるよ!」「子どもは自分で育つよ!」「兄弟がいたら、助け合うから大丈夫だよ!」と励ましをもらったり。

なんとかなるよ!は事実なんだけど
確かに、子育てなんて、なんとかなる。「心配だけど、まぁ、意外となんとかなるんだよね」とママ友とランチの話題にしたり。親の帰りが急に遅くなったら、一人で待てばいい(なんとかなる。一人で対処する経験にもなるし。)でも、確実に自分の子は「なんとかならない?(仕事辞められない?)」と他の選択肢を望んでいたし、なんだかここの苦労を通過したら、将来私は「なんとかなるよ子育てなんて」とどこかでアドバイスをしていたりするんじゃないかと思うと、それは違う気がして。必死に自分を高める(例えばセミナーを受けたり、帰宅後に工夫をしたり)以外の選択肢を、持つことってできないのか、とも。こんなに苦労してる共働き子育て中の自分の経験は、何か小さくても、何かに活かせないかな、という思い込み。そして、現在進行中で困ってた自分の子どもに対して、私はどう生きたいか、ってことなんだと。もちろん、会社でこの課題に向き合うこともできなくはなかった(社内起業やら社内ワークショップを立ち上げるやら選択肢は多数あった)けど、結局社会人大学院の卒業とほぼ同時に私は退職を決めたのでした。

今、我が家のダンナはコロナの影響で在宅勤務が多く、私も基本自宅周辺(外出したとしても子ども達が理解しやすいエリア)にいるので、子ども達はかなり嬉しいらしい。この、子どもからみて、職場と生活の近さから生じるメリットって計り知れないなーと。だから親が近くにいるべきだ、といいたいわけではもちろんなく、今は、いろんな選択肢を増やしたくて手を動かしているところ。

余談:いざ会社員を辞めてみると、世の放課後は自分が思っていた世界と全然違ってびっくりした、という事実・・・!自宅から離れて働いていると、いかに地域(自分の子ども)は見えていないのか、とも思った。この「思ってたのと違う」に気が付く旅が、とことん長い(続く)。

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