大学の入学式にあなたに声かけて来た女の子は…。

○本編
【大学にて】
あ、あの！
すみません…。

あたし、この校舎の教室に行きたいんですけど…
ちょっとどこに自分がいるのかわかんなくなっちゃって…。
ここからどう行ったらいいですか？

え。
俺（私）もわかんない？

あ、ごめんなさい！
君も新入生なんだ！
ふふ、背すっごく高いしなんか堂々としてるから
てっきり在学生かと思っちゃった。笑

あ、初めまして。
あ！えと…あたしこの学部に入るんだけど…

えっ。
君も同じ学部！？

ふふっほんと！？
はぁ〜助かった〜…。

だってー、もうこの大学広すぎてさ。
もうずっと1人で迷子だったんだよー…
友達は学部も違うし、急にはぐれちゃってさ。
もうあたしほんとに少し涙目になった…。
あぁ、怖かった。

え。
俺（私）もわかんなくて迷子になってる？

ふふ、やばいじゃん！笑
ね、これ無事着けるのかなー…。

人も多いしすごいねぇ…大学って。
ね、でもなんかさ2人で迷子だったらあんまり怖くないね。

それとも君がいるから安心するのかな？

ふふ、なんてね。

あ、ねえ見てあの看板！
ここの道真っ直ぐ行ったら
あたし達が行きたい校舎なんじゃない？

ふふ、よかった！
これで一安心だね。
じゃあ、一緒に行こっか。

【教室について】
はぁ…間に合ったぁ…。
無事教室着けてよかったね。

あ、ねえ。
あそこで会ったのも何かの縁だし…
君が良ければ連絡先、交換…しない？

うん、せっかくさ。
初めて同じ学部の人に会えたわけだし。
どう？

ふふ、いいの？

やった！
あ、じゃああたしQRコード読み取るから…
うん、そこ押せばコード出るから…

じゃあ読み取るね。
あ、来た！

…え。
この名前…。