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海外でも、manmaを。

この記事は「manma 四季のベビーフード」のブランドサイトでも同じものを公開しています。

先日、オンラインストアに一つのお問い合わせをいただきました。
詳細は伏せますが、何度もmanmaをお買い求めくださっていた方で、近ごろ海外に移住されたものの、慣れない環境と食材で、お子さまの食欲が進まない状態になってしまったとのこと。
手荷物として持って行ったmanmaも底を尽いてしまったため、海外に発送してもらえないかというお問い合わせでした。

海外への発送というのは何が起こるかわかりませんし、パッケージが破損してしまったり、段ボールごと没収されてしまったりするリスクもございます。
そのため普段はお受けしていないのですが、本当に切実な状況下のお客さまとお子さまをなんとか支えたいと、社内で会議を行いました。
そして、今までは試みたことがなかったのですが、相手国の禁制品のガイドラインを読み込み、EMSの発送に必要な商業インボイスと、税関をスムーズに通過するためのProduct Informationを準備し、あとは万が一のための保険オプションも付け、海外発送を行うことにいたしました。

毎日のようにお問い合わせ番号を確認し、「国際交換局から発送」という経過情報からしばらく動かないことにやきもきし、それでも無事、発送から1週間ほどかけてお客様のもとに商品は到着。
特に破損や汚れもなかったという、嬉しいご連絡をいただきました。

実は私たちは、海外でもmanmaを販売したいという強い想いを持っています。
昨年からはJETRO(輸出支援機関)の方にも担当に付いていただき、今も地道にマーケティングに努めているところ。
しかし正直なところ、動きはあまり芳しくないのが実情。
ほかの加工食品と比べ、ベビーフードは業界としてまだあまり輸出実績がなく、興味は持っていただけても取り扱い決定まで至らない状況にあります。

外国籍のお子さまにmanmaを召し上がっていただきたいという気持ちはとても強いのですが、それと同様に今回のように、海外にお住いの日本人の方で離乳食にお困りという方は多いはず。
海外のバイヤーの皆さまや、海外店舗への輸出マッチングが可能な国内商社の皆さま、こんなところで呼びかけるのも本当に失礼ではございますが、もしご興味がお有りでしたらお声がけをいただけますと幸いです。

そして最後に。
実は海外在住のお客様から、海外発送の可否を訪ねるお問い合わせをいただいたのは、今回のお客様が3人目です。
以前お問い合わせを頂いたお二人には、当時私たちが海外発送についてのノウハウが一切持ち合わせていなかったことから、苦渋の判断の中、ご対応が難しいことをお伝えしてしまいました。

海外の苦しい環境の中でせっかく私たちを頼ってくださったお客さまに対し、お力になれなかったこと、悔恨の気持ちでいっぱいです。本当に申し訳ございませんでした。

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