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「第二期のメンバーを募集します。」

こんにちは、はたけ会議の杉山です。

2021年、第二期のメンバーを募集します。
第一期でできなかったこと、第一期でよろこんでいただけたことを中心に、さらに、より良いコミュニティにしていきます。

「はたけ会議とは」


はたけ会議とは、名古屋で循環型のコミュニティを目指すシェア農園です。いわゆる「貸し農園」とは違い、みんなの畑を、みんなで管理します。

農作業の基本はもちろんのこと、それぞれの食べ方や、楽しみ方、畑を軸にした循環についても学びます。

シェフと農家による共同運営をしています。
詳細は昨年の募集ページをご確認ください。

「はたけ会議の目指すもの」

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はたけ会議では、いわゆる「農作業体験」ではなく、それを通してもっと広い意味での

「食べる」

について深く考えます。

スーパーに並ぶ食材は、「当たり前」の姿ではなく、種や土、その環境、育て方、あらゆるストーリーを経て最後の「完成品」として商品棚に陳列されます。私たちは普段、その完成された姿しか見ることができません。しかし、その情報は形や値段しか与えられれず、そこから「食への感動」を導き出すのは非常に困難です。

「商品」であることが最優先とされ、「規格」をもとに作り込まれている食材たち。そこにあらゆる食の問題が見え隠れします。大量生産、大量消費。環境問題に健康問題。私たちは、未来にそれらの問題を先送りしたくありません。少しでも、目の前のできることから取り組んでいきます。

無限にあふれ出てくる「食」に関する情報。「よくわからない」ことばかりの「食べる」ということ。畑で、土づくり、種まき、苗づくりなどを通して深くコミュニケーションをとり、これからの地球の「食」について学ぶことを「はたけ会議」の目的とします。

「はたけ会議」でやっていること

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「全体作業日」(月二回、第二第四土曜日)
月に2回の全体作業日にてメンバーで畑作業を行います。除草や畝立て、種まき、植え付け、収穫などがメインです。私が小むずかしいことをごちゃごちゃと言っておりますが、基本的にこの全体作業日と、はたけごはん、みんなでのコミュニケーションを楽しみにやってくるメンバーさんたちがほとんどです。

「はたけランチ」
また、全体作業日には、メンバー有志の方々で、「はたけランチ」も作っています。畑でとれるものを中心に、みんなで畑で食卓を囲みます。過去には、とれたての枝豆を茹でたり、里芋で芋煮をしたり、空芯菜の炒めもの、キャベツまるごと煮込みなどを作りました。※完全に有志の方で行っております。カンパや食材提供、当日準備などのご協力をお願いいたします。

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「イベント」
年間で2回ほど、シェフのtoricafeにて、収穫祭、ごはん会を行います。シェフと共に、これからの「食」に対しての考えを深めます(という名目でおいしいもの食べたいだけ)。写真ははたけで採れたバジルでジェノベーゼソースづくり。

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「農場視察」
気になっている農園の農場視察に伺います。第一期では豊田の美岳小屋さん、美浜のnice time farmingさん、白川町の五段農園さん、西尾のピースファームさん、南知多町のとるたべる農園などに見学や作業手伝い、お話を聞きにいきました。それぞれの農家さんたちから、苗や資材などを分けていただいています。生産者さんたちの思いが詰まった農園でもあります。

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「堆肥づくり、栽培技術」
第二期に特に力を入れていくのは、堆肥づくりと、自然農技術です。一期を終えてみて、一番の課題は「土づくり」。圧倒的に保肥力の少ない畑です。今後、満足のいく野菜づくりをするためには、堆肥なくしては前へ進めません。それ以上に、家庭で出る廃棄物や、世間では「ゴミ」と言われるものは、畑にとっては最高の"宝もの"であることが多い。ここに「循環」の肝があります。またその「堆肥」をつくる技術も、発酵技術の多くが詰まっており、ここに人間と自然との共存が見られます。自然農そのものを目指すつもりはありませんが、「循環」をキーワードにしたときには、どうしても資材投入は減らす必要があります。

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ご応募はこちらから

オンライン説明会
約1時間…長々と喋っていますので、目次見ながら、上手に見飛ばしていってください。前半はシェフが端的に感性で、後半は農家が長々と理屈をしゃべています。

thanks by Yudai Kamizono

「はたけ会議の特色」

はたけ会議ならではの取り組みとしては以下のものが挙げられます。

「シェア」
貸し農園ではなくシェア農園であること。あえて区画を分けず、誰のものなのかはハッキリしないようにしています。「My」ではなく「We」。私たちの食べものを、私たちが手掛けます。自分のものか他人のものかをはっきりさせたい人には向きません。お近くの貸し農園をオススメします。メンバーで取り組み、メンバーで向き合うことに価値があります。

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「循環」
基本的に「消費」に頼らない畑づくりをします。主には「種とり」と「肥料づくり」。私自身は農作物で生計を立てている農家ですが、作業の効率化のため、一部の種や肥料は購入のものに依存せざるをえません。共同運営によって、この「効率化」を目指さず、あえて未来に循環する形での手間をかけていきます。失敗も多いですが、重要なポイントになります。

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「コミュニティ」
一番の特色が「コミュニティ」です。メンバーみなで畑の方針を考え、意見を出し合い、運営を進めていきます。あれ、これ、と厳格なルールや区画を定めないために、いろいろな意見が出て常に状況の変わる、不安定で曖昧な状況になります。それ自体はとても怖いことですが、その不安定さや柔軟性こそが未来の食を考える上で重要だと考えています。

いま、私たちは常に先の見えない、未来が保証されていない時代を生きています。ここを生き抜く方法のひとつが「コミュニティ」であり「コミュニケーション」だと考えます。この「コミュニケーション」を省くために、あらゆるものがルール化され、人の思考を奪います。少しストレスにはなっていきますが、これからの食を考える上で、この「コミュニケーション」は絶対に外せません。

プラン詳細

第二期での期間は2021.2月〜2022.2月末までの1年間となります。この間は、どれだけ畑で好きに遊んでいただいても構いません。期間終了後、自分たちで植え付けした野菜については収穫していただいて構いません。

料金は1世帯につき
・50000円(税別)/年間
・5000円(税別)/月

の2プランです。年間会員の方が2ヶ月分お得になります。現金、銀行振込、クレジット払いが可能です。(月間会員はクレジットのみです)よく「あまり畑に行けません」という方が多くいらっしゃいますが、会員限定のオンライン(Facebookグループ)にて情報共有を進めていきますので、あまり畑に足を運べない方もぜひご参加ください。

※年間会員の中途返金は原則お受けできません。
※これ以外に、イベントなどにかかる料金や食材費、視察先での昼食代などは別途かかります。随時ご連絡いたします。

見学について

ご見学につきましては、基本的に事前に運営者、もしくはメンバーの方にご連絡の上、全体作業日の日にお越しください。参加希望の方の一回目の見学は無料、2回目以降は3000円/人となります。

【運営メールアドレス】
杉山直生
info.torutaberu@gmail.com

ビジター参加について

興味はあるけれど、参加ハードルが高い、という方にビジター参加も行っております。その際は3000円/人にてご参加いただけます。

オンライン限定会員

はたけ会議では、未来の食について真剣に考えてくださるメンバーを広く集めていきます。畑で作業をすることだけが目的なのではなく、みなでともに食に対して考えていくことを重要視しています。より良い未来の食へ取り組む仲間として、ぜひ一緒にご参加ください。Facebookグループへのご招待や、会員限定でのイベントにご参加いただけます。月額1000円/人となります。畑にいらっしゃる際は、ビジター料金2000円/人とさせていただきます。

今後のスケジュールについて

coming soon...

最後に

以上になります。またわからないことたくさんあると思うので、別途でQ&Aなどもつくっていこうと思います。現時点でわからないことがあれば運営までご連絡ください。

どうにも、この「はたけ会議」というやつは言語化の難しい取り組みで、未来を目指すゆえに、適当な言葉が見つかりません。少しずつ、形を見せながら私たちが目指す「はたけ」を共有していければと思っています。

はたけ会議は「みなさんが何かを得られるサービス」というよりも、「みんなでより良い未来をつくっていくための仲間たち」という意味合いが大きいです。なので、「受け取る」ことを前提とすると、ここで得られるものは少ないです。最高のフィールドは用意しました。「楽しむ!」という思いを持った方々はぜひともご参加ください。一度畑に遊びに来てみてください。日常とは違った、気持ちのいい時間が待っています。それでは、畑でお待ちしております。

はたけ会議
杉山直生

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*こちらもフォローよろしくお願いします。
Instagram: https://www.instagram.com/hatake.kaigi/

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