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はたけ会議 説明会

こんにちは、名古屋のシェア農園「はたけ会議」です。
まだまだ絶賛会員さん募集中なので、ぜひぜひご参加ください。

先日行われた「はたけ会議」のライブ配信を動画にしました。
また、それにあたっての文字起こしをやっていきます。
現在参加をご検討されている方はぜひ参考にしてください。

はたけ会議とは?


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杉山「おはようございます。みなさん集まったと思うので説明会はじめていきます、よろしくお願いします。」

杉山「ぼくが南知多町で農業をやっている杉山と言います、よろしくお願いします。」

<今日の流れ>

杉山「今日の流れとして、ぼくらが何をそもそもはたけ会議でやりたいのか」

岡田「今日堅苦しいね!笑」

杉山「ぼく、これしかできないんですよ!笑」

杉山「ぼくと岡田さんとでまたビジョンが違う部分がちょっとあるので、そこの触りだけ少し喋って、概要をしゃべって。」

杉山「最後みんなで質疑応答の時間をメインにしようかなと思っています。」

岡田「それがいいね。」

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<はたけ会議の目指すもの(杉山)>

杉山「ぼくの思いなんですけど、ぼくはいま南知多町で有機農業をやっていて、理想だけを追い求めると、やっぱり自分の思いとはズレてくる部分がすごく出てきて。はたけ会議というものがうまく軌道に乗ってくると、理想に近づいてくるな、と。

ぼくが今"経済栽培"と言って、いかに効率よく野菜をつくるか、っていうのうがやっぱり求められる世界なんです。でも、有機農業ってそもそも"いかに効率よくやらないか"っていう話でもあって。「化成肥料を使わない」とか「農薬を使わない」とか。

でもそこで生じるのは「堆肥をいかに安く仕入れるか」や「使用可能な農薬は使って良い」とか、経済的なことを考えるとやっぱりどんどん安く、効率的に、収穫スピードを上げて、とどうしてもなってくる。

はたけ会議では、徹底的に効率を省く、ということを目指したい。」

<家庭生ゴミの循環>

杉山「ちょうど昨日、岐阜県の白川町まで行ってきて。生ゴミ堆肥をワークショップという形で一般の方たちを集めて、みんなで生ゴミコンポスト用の箱をつくって。床に敷くための床材をつくって。家庭で出た生ゴミをそこに入れて、撹拌をすると。2ヶ月間、生ゴミを捨てずに、材料を溜めていくことができる。で、2ヶ月溜まったら、ガサッと開けて、それを二次発酵させてあげて、完成した堆肥を畑に戻す。みなさんから材料を集めて、堆肥にしていく、という循環をさせていきたい。

<はたけ会議の目指すもの(岡田)>

杉山「このサービス自体は、ありふれたものじゃないですか。」

岡田「市民菜園というのはもう5年くらい前からやっている。なんか、この人(杉山)は御託を並べるのが得意で、理屈っぽいけれど、ぼくはそういうのを感覚でやっていて。感覚と理屈が合ったから、今回やろうということになった。

ここで何をしたいか、というと。みんなで集まって、こちらが主導権を握るのではなく、みんなでつくるものをみんなで決めたい。

いま、いろいろなものがくるってきてしまっている。自然だったりとか、環境だったりとか。そういうものに寄り添ったりするということが一番良いのかな、と思って。多分、家族に食べさせたい野菜ってそこじゃないかな、と思うんです。

自分が食べたい野菜をどうやってつくるか、っていうのは、多分ここに集まられている方とベクトルは一緒だと思うんです。で、そこに理屈的に知っている人がいるとおもしろいな、っていうのと。

たまたまぼくがやってる農地っていうのは、12年間くらい自然栽培していて、ぼくが4,5年やっているので、もう16年くらいは化学肥料が全く入っていない農地。そんな場所はこの近くで絶対に無いんですよ。そこでできる、ということが良いのかな。

1反1畝っていう広さがあるんですよ、その畑って(約1100平米)。飲食店をやりながらやる農地としてはアホみたいにでかいんですよね。そんなところを独り占めすることがぼくはすごいイヤで。せっかくだったら、もっともっと開放したい。遊べる場がほしいですよね。」

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杉山「あと、"都市"っていうのがポイントですよね」

岡田「ああ、そう。その場所がおもしろいな、と思うのは、半径300〜500m何も無いんですよね。そこにぽつんとあって、"都市型"のデザインで、"街中から近く、通える"というのが一番で。自然サイクルの中で、環境にあやかって育ったものを食べるのが良いのかな、って思ったのがひとつで、それをしたいですよね。」

杉山「ぼくもブログにも長々と書いたんですけど(※参考「【都市型農園】はたけ会議」)、これをぼくのいる南知多町でやろうと思うと、かなりハードルが高い。毎週毎週、南知多町まで高速道路使って、ってあんまり現実的じゃない。それを名古屋圏でやるよ、っていうのがポイントだなあと。」

岡田「そもそもなんでやりたい、興味を持ちました?(お客さんに)うまい野菜が食べたいとか。」

お客さん「それだけ…。笑」

岡田「それだけですよね!」
杉山「そうそう!」

岡田「それがホントに良くて。」「それ以外のところはこの人(杉山)がカバーするっていう形が良いんですよ。」

杉山「"背景"って おいしさにすごく乗ってくるから。スーパーの野菜においしさをそれだけ込めるって限界があって。見た目と価格と、あと情報って出ていないので。「○○さんの〜、」とか名前を言われても、、っていうのもあって。種から、ってなるとすごくストーリーがのってくるので、おいしさがガラッと変わるんですよね。」

<「質問:畑の土はどういう状態?」>

お客さん「はたけの土なんですけど、車があまり通らなくて、石もほぼないと言っていたんですが、農薬も化学肥料も使われてない土なんですか?」

岡田「4年はぼくがずっとやっていて、一回もやったことないです。ただ、周りの畑の人はまいてますよ。有機JASの決まりだと、何m離せば良いんだっけ?」

杉山「認証機関にもよるんですけど、1mから、というところもあります。逆に、何m以上離せば絶対安全、という科学的保証も無いので、気持ち的に嫌か、嫌じゃないか、になっちゃいます。」

岡田「消去法の中で、やりたくないことを消去していった中としては、都市型としては相当ベストだと思いますよ。」

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<はたけ会議のデザイン>

杉山「デザインもちょっとこだわりたいな、って。かっこいいロゴができました。」

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岡田「なんで農地に行かないんだろう、って思ったら、みんな、かっこよくないから行かないのかな、と思っちゃうんですよね。逆に、農業やってるほうがかっこいいって場所になっちゃえば、もっとみんな参加すると思うんだけど」

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岡田「これを、参加してくれた方には1組1枚はプレゼントしたいな、って思ってるんで。オーガニックコットンでちゃんとつくろうって思ってます。」

<場所について>

※地図にて説明。詳細については載せづらい部分もあるので、不明点はまたお問い合わせください。名鉄「七宝駅」の近くになります。

<駐車場所について>

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お客さん「車はどこに止めれば良いですか?」

岡田「畑の前に路駐して欲しいんですけど、畑に乗り上げる感じで、車が通れるように路駐してもらうと一番良いです。」

杉山「北の方に一応、1箇所確保したんですよね。」

岡田「いや、3箇所くらいは確保してあるんですけど、正直言ってこの辺駐車禁止じゃないんですよね。畑の前に止めといてもらっても怒られないし。」

<電車の方>

杉山「電車の方は七宝駅に来てもらって、みんなで乗り合いで行こうかなと今は考えています。歩くと、一応20分、25分くらいで着くんですけど、ちょっと遠いので」

<概要について>

杉山「概要についてはブログに書いたので、それを中心にお話をしていきます。」

<シェア農園>

杉山「貸し農園ではなく、みんなで共同で運営する畑の形になります。貸し農園って、大体ブロックで、3m×3mで年間いくら、とかって決めるんですけど、ぼくらは畝を立ててしまって、その畝に、ダイコンやらニンジンやらを撒いて。予想以上に採れるので、それをみんなでシェアするイメージです。」

<全体作業日>

杉山「全体作業日を設けようかな、と思って。当然、いつ行ってもらっても大丈夫です。自分たちの畑と思って、いつでも行ってください。で、行ってもどうしよう、という方のために、毎月第2、第4土曜日の10時頃からお昼ころにかけてぼくが毎月行こうかなと思うので、合わせて来ていただければ一緒に作業ができるよ、というイメージですね。

で、toricafeが火・水休みなのでその日に行ったりとか、そのほかの平日でも、ランチとディナーの間の時間だとか、そういう時間をつかえるので、もし土日が合わない、という方がいればそういうタイミングでで岡田さんと一緒に行ってもらう、ということもできます。そういうのは大体、Facebookの会員専用ページでやっていこうかな、と思っています。」

<用意する道具>

杉山「作業道具は、みんなで基本的には共有のものにして、出費の内容にしようと思っています。で、自分でこれを使いたいとかこだわりのものがあれば、用意してもらう形になりますね。

長靴、軍手、帽子、タオルなどは必須かな、と思います。毎回長靴も大変なので、今は小屋のDIYもしようと思って、建築関係の人に相談中ですね。」

<「質問:納屋は?」>

お客さん「納屋は無いんですか?」

杉山「そうですね。納屋は無いので、今からつくる予定です。」

<「質問:トイレは?」>

お客さん「トイレとかどうするつもりですか?」

杉山「トイレはコンビニに行く予定です。」

<収穫物について>

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杉山「できあがったら、みんなでシェアします。」

<期間>

杉山「期間は、来月の3月から、翌年の2月までを予定しています。」

<個人用の畑について>

杉山「基本的にはシェアなんですけど、どうしても自分が育ててみたいものがある人に専用の畑も用意できます。自分で消費しきれないくらいできたときはシェア、なども臨機応変でも良いかな、というイメージですね。これやってみたい、というものがあったらどんどん挑戦していこうと思っています。」

<ブルーベリーのオーナーオプション> 

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杉山「ブルーベリーを一生懸命植えたので、岡田さんと。これを一本2000円年間で、入れるようにしました。今の所10組くらい限定ですかね。」

岡田「そうだね。」

<オンライン会員について>

杉山「はたけ会議おもしろそうなんだけれど、畑いけません、という方も結構いて、そういう人たち向けに一応、こういう会に参加したり、イベント、年に2回くらいですかね、収穫祭とか。」

岡田「そうだね、2回は最低やりたいね」 

杉山「そうですね、グループが盛り上がると多分おもしろいことになるだろうなと思ってて。そういうところに参加できるよ、という風にしようと思っています。」

杉山「普通のスーパーじゃ買えないようなものも作っていこうかなと思っています。伝統野菜とか含めて、無農薬で。そういうのを買うこともできるようにします。」

<「質問:種はF1以外ですか?」>

お客さん「種はF1以外ですか?」

杉山「、にしたいですね。でも、むずかしいのもいくつかあって…、いや、F1じゃないの目指したいですね。笑 結構F1のほうが収量とか形とか、選ぶと良いのが多いですけど、あえて挑戦しようかな、と思ってますね。」

<「質問:F1ってなんですか?」>

お客さん「F1ってなんですか?」

杉山「えっとですね、雑種という考え方で大丈夫です。雑種としてかけあわされた種は、同じ種類と掛け合わせても、同じ形質を表さないんですね。次に種をとっても、続いていかない。

ぼくらで言うと、(F1種子は)耐病性があるとか、とう立ちがしにくいとか、品質が揃いやすいだとか、糖度がのりやすいとか。そういうものを追求してつくられてる種なんですけど、その種をとっても、続いていかない。だから、その種を生産し続けていかないと、続いていかない。

農家としては最高なんですよ。病気にもなりにくいし、おいしいし、おっきい、形もきれい、だから、お客さんも買ってくれる。で、積極的にそれを選んじゃうんですけど。

あー、なるほどな、と思ってくれたお客さんはそのF1じゃない固定種っていうんですけど、品種固定された種の価値を分かってくれると、野菜の良さを共有できるので、形が悪くても買ってくれる。分かってもらえないと、それができない。ぼくらは見た目でしか選んでもらえないので…」

<作業日が雨の場合>

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お客さん「全体作業日が、雨が降ってるとかどうしますか?」

杉山「えっとー、、代わりの日を作るんですかね??」

岡田「そこらへんを逆に言うと、何曜日、何時とかある程度は決めておく。で、ぼくが基本的に火・水とお昼は空いているので、そこがうまく噛み合ったりすればいいかな、と。」

杉山「基本作業日だけ設定して、あとは(facebookメンバー)グループ内で、行く人を募って臨機応変に、っていう形になりますかね。」

ーーー

以上になります。このあとは懇親会として、toricafeでランチをいただきました。はたけ会議のおもしろいのは、このtoricafeという場所がハブになっていくことかな、とも思います。

まだまだ参加者募集中です。ぜひご参加くださいね。

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