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「"農地の運営"にご指摘いただきました。」

こんにちは、「はたけ会議」です。

名古屋で企画中の「シェア農園」の運営ユニットです。
プロの農家と、プロのシェフで貸し農園を共同運営。
みんなでおいしいものをつくり、おいしくたべましょう。

運営の開始からまだ数日ですが、多くの方の反響をいただきました。改めてこの分野に関するみなさんの熱意を痛感しています。参加される方もされない方も、気持ちのいい時間が過ごせるように進めていきます。

さて、今回ですが、早速大切なご意見をいただきました。これからシェア農園の運営を考えている方などに、参考になると思い記事を書きました。note開始から2記事目にして、いきなり重々しい話題なのですが、とても大切な話。「農地法」についてです。

「はたけ会議」を開催するにあたって、このようなお問い合わせをいただきました。


お尋ねします。畑のシェアーとのことですが、農地は耕作目的で借りる場合、農地法3条の賃借の届け出が必要ですよね、どのような仕組みになっているのですか?農地は農家(農業委員会が認めた農家者)以外は、買うことも、借りる事も出来無い事になっています。プロの農家とシェフが運営と成って居ますが、シェフの方は農業者資格を持って見えるのでしょうか。詳しくお聞かせください。

ありがとうございます。これは農業をやっている、もしくはやろうとしたことがある人であば、誰もが通る法律です。この方のおっしゃるとおり、農地は資格のある人でなければ原則貸し借りができません。

なので、「畑をみなでシェアする」と言った際に「第三者に農地を又貸しする」ことは原則禁止されています。今回の「はたけ会議」は、農地の貸し借りではなく、「農園利用型」というカテゴリーでの運営となります。

詳しくはこちらの農水省のホームページに載っているので検討されている方は参考にしてみてください。

農林水産省「市民農園を開設するには」
http://urx.space/WL2J

市民農園には「貸付」や「農園利用」など、さまざまなスタイルがあります。国としても、農業者の減少から来る、畑の空き地問題などは問題視していまして、多くの方が畑を楽しめるような法整備がなされています。

こうした市民農園は数ありますが、私たちのように、「プロの農家とプロのシェフ」で、最後の食べるところまで運営する農園はおそらくあまり多くはありません。今後も、こうした部分にもしっかり向き合ってきますので
みなさんも安心してご利用いただければと思います。

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今回、このご意見をいただいたのは、近隣のご高齢で耕作ができなくなった方々の農地を委託管理されている方からでした。今はこのような事例も増えてきており、農家の視点から見ても、田舎の人間からしても大切な問題で、
なかなか解決がむずかしくもあります。

この方のように、こうした問題に正面から向き合って行動されているのは頭が下がる思いです。私の表現にあいまいな部分があったことがはじまりですが、こうして熱意のある方がいらっしゃることも肝に銘じて今後も活動してまいります。

どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
「はたけ会議」スギヤマでした。


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