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頑張ってるのに報われないを応援する裏事情

 今回は『今までも十分に頑張ってきた。けれど報われない方々を応援したい』と私が思った理由についてのお話です。

Unus pro omnibus, omnes pro uno

こちらはラテン語の成句ですが、和訳にすると途端に、私たちに馴染い深いあの言葉であることが分かるでしょう。
「一人は皆のために、皆は一人のために」

元の意味はというと、私たちに広く馴染みのある意味ではありません。
そこでwikipediaから抜粋した以下の内容をご紹介したいと思います。
語源となった1618年プラハ窓外放出事件に、記録があるそうです。

「…(前略)一人は皆のために、皆は一人のためにとの気概を以て確固と立ち上がったのである。我らは誰にこびへつらうことはない。それどころか我らはすべての困難に対して、できうる限り、相互を助け守るものである」

Unus pro omnibus, omnes pro uno
美術品の価値は難しいものがございます

 こちらの成句を踏まえて、ある日、ニューヨークで美術品のバイヤーをしている方とお話をした際の話から、今回は始めていきたいと思います。

こういったお仕事をされている方は、ご自身がお金持ちやお家柄がよいことが多いようで、持っている情報、お話される内容も一般とは一味違う、そんな印象があります。

さて、とある日本画の人気画家の話などで話が弾んだのが功を奏してか、こんな話をしてくださいました。

この会話をしたのはパンデミック前の頃。ニューヨークのギャラリーで中国人芸術家の作品価値が爆上がりしているとのことでした。
ですが、これにはこんな裏話があるとおっしゃるのです。

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