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スペインのサッカー留学事情

 Hola‼︎
 スペインに来て10日ほどが経ち、出国してから2週間が経とうとしています。

 前回の記事でも書きましたが、スペインに観光以外で滞在するにはいくつかの障壁があります。スペインの事例ではありますが、期間などの違いはあっても世界で同じようなことが起こるので日本以外で一定期間住みたいと考えている人は、ぜひご一読ください♪

ビザ

 滞在のハードルは一言で言うとビザです。
 ビザには3種類あります。観光ビザ、学生ビザ(留学ビザ)、就労ビザです。観光ビザとは一般的には旅行するのと同じです。国によってビザの有効期限が変わります。

 まず観光ビザとは、一般的に旅行するのと同じと考えてください。(ただ、アメリカ圏内では州によって条件が違うので確認が必要です。)スペインの場合は3ヶ月間は特に手続きなしで滞在ができます。私の場合は、今回1ヶ月の滞在ですので、観光客扱いとして滞在しています。

 次に学生ビザです。ここから国によって全然違います。スペインの学生ビザは語学学校に入ります。短期と長期ビザがあり、半年で短期か長期を出国前の申請時に選択します。なお、出国後に期間の変更はできないので注意が必要です。週に10時間の労働は認めらていますので、時給10€(約1,350円)として1ヶ月に5万円ほどは収入が得ることが可能です。

 最後に就労ビザです。これは、2パターンあり、スペインに4年以上滞在している(つまり学生ビザ→就労ビザに変更)or 給料を2000€貰っているパターンです。
 基本的には、3年間学生ビザで滞在して4年目から就労ビザに切り替えます。ただ、もちろん4年目から給料を出してくれる人がいないといけませんから、4年目以降も学生ビザで滞在している人も少なくありません。
 私個人的な意見としては、3年以内に就労ビザに切り替えられるように行動するのがベストだと思います。
 学生ビザを就労ビザに切り替えてもらうポイントは以下の通りです。

・語学的な壁がない
・必要とされる存在になる
・普段から交渉しておく
・人脈を増やす

 結局、日本でもスペインでも変わらない共通点は「行動力」「コミュニケーション能力」「ビジネススキル」「圧倒的な専門力」です。
 やはり、1番高いのは語学の壁でしょう。コミュニケーションが取れないと仕事も何も無理ですから、説明は無用ですね。

 「必要とされる存在」は、圧倒的なスキルがまずは大前提としてあります。ましてや国外ですから、差別化しなければいけません。逆の立場で考えるとわかりますが、母国人ではなく外国人を雇うのは差別ではなくとも、少しは躊躇すると思うんです。それすら凌駕するスキルが必要です。また、そのスキルだけでないところで必要とされなければいけないと感じてます。例えば、日本人としての綺麗好きさや勤勉さ。ここは、メインの武器としては弱いけど、付加価値としては他の国の人には真似できない面です。

 そして、ここがポイントです。普段から就労ビザで残りたいことを色んな人に話して置くことが重要です。これは言語とスキルという前提が必要ですが、普段から自分の願望は言うべきです。日本人は、気を遣ってなかなか主張が下手くそです。私は日本で主張ばかりなので基本的に浮きますが、スペインではみんなが主張しているので主張しなければい存在しないのと同じ。
 そして、就労ビザで働けるところはないか?と周りの人にコミュニケーションをとって人脈を増やすべきなのです。日本人も多くはなくとも就労ビザで半永住してる人もいます。SNS時代だからこそ、積極的に繋がるべきです。

 私は、スペインに来る前にTwitterとInstagramでハッシュタグなどからスペインにいる日本人100人以上にDMを送りました。中には、「知りません。」「大使館に確認してください」だけの返信もありましたが、私はそういう返信もスルーできるメンタリティなので、くじけずに毎日DMを2ヶ月間片っ端から送り続けました。
 そして、スペインでアクシデントがあり、街を変える際にも結局のところは人脈と主張で物事を進めることができました。

 日本では浮いていた自分の性格も、スペインでは普通で日々めちゃくちゃノンストレスです。結局、スペインで「うーん合わないな…」となるのはザ日本人な日本人だけです。でも、やっぱりこっちにいる日本人の大半はスペイン人っぽいので最高です。(急に語彙力が雑にw)

番外編

 話が最後は逸れましたので…

 30歳以下の方は、ワーキングホリデーで入国するのもありです。原則1年間ですが、1年間は自由に過ごせます。就労もOK、語学学校に行くのもOK、観光だけでもOK。個人的に30歳以下ではワーホリ、31歳以上は学生ビザ、この二択での入国がおすすめです。下見も兼ねて1ヶ月はまず住んでみるものいいかと思います。1週間もかからずにレストランや買い物では問題なく過ごせます。

 サッカーの選手留学でも、夏休みなど利用して1週間でもいいので来るべきです。そして早ければ早いほどいい。10歳ぐらいからサッカーの戦術練習がスタートするので、10歳ぐらいからは来ていいかと思います。
 もちろん始めから契約ができて就労ビザで入国できたらベストですが、そんなスペシャルなことはほんの一握りです。その場合は練習生として来て契約を勝ち取るのが一般的です。ただ、ハードルも高い。語学がわからない中でサッカーで契約はスペインでは取れます。ただ、ダメならすぐにクビにするのもスペインです。1番のダメかどうかは語学です。語学は大丈夫なのに契約解除や降格させられるのであれば、自分のスキルを疑うべきです。スペインでは必要とされないので、「必要とされる存在になる」か、「今のレベルで必要とされるレベル」に移動するしかありません。

 個人的には…必要とされる存在になるための努力もできない人はどこに行っても必要とされないので、その業界業種は辞めていいと思いますが…

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p.s.本記事に関して色んなことを教えてくれたルームメイトには感謝。


畠中 ひであき

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