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グラフで考える。とか

高校時代、ほとんど勉強せずに過ごしていました。
特に数学は中学時代につまづいて以来、苦手で「数学なんて社会に出てから使うことはない」と嘯いてました。

確かに、高校時代に習うような数学は、社会人になってから必要とする機会はなかったです。
でも、年々「数学的思考というのは、仕事の上で有効そうだな」と思うことが増えて来たように思います。ただ、その「数学的思考」というのはイメージ的なもので、具体的なことはわからないままでした。

最近、中小企業診断士試験の勉強をし始めて、例えば、ある数式の右辺・左辺両方や、乗除のみの右辺に、別の数式や逆数となる分数を代入する…という解法を知りました。
求めるべき解を導く上で必要となる要素のみを抽出するために、このような代入や転換を行うわけです。この発想は、数字ではなく、事業を計画したり、課題解決策を導いたりする上で有効なものです。
数学音痴の僕でもそのような発想で仕事に臨むことはありますが、数学的思考に長けていたら、もっと端的に有効に、必要な発想ができるんじゃないかと思います。

経済学・経済政策では、式だとわかりにくいからグラフで…というアプローチで解説されることがあります。
初めの頃は、このようなアプローチについていくことができず、逃げていました。とりあえず早く回していく…という言い訳のもと。
しかし、お試し一次試験受験を終え、来年に向けての勉強をする段になりました。さすがに逃げられずじっくりと読み込み、実際に、自分でグラフを書いて、解説に示されていることを鉛筆でなぞったり、色ペンで囲ったりしています。
すると、突然、理解できる時があるんですね。
この霹靂感が、すごく楽しいです。

長きにわたり、憧れつつ逃げていたことに取り組んでみて、意外と面白いことを知り、この勉強を始めてよかった…と思っています。

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