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ECRSの原則 その2

昨日、
ECRSの原則っていうのが素晴らしい。
中小企業診断士になったら、これを活用して示唆・支援できるような仕事をしてみたい。」
なんて書きました。

そのお気に入りのECRSの原則について、もう少し書こうと思います。
今回は「なくせないか」です。

ECRSの原則の一番最初は、「E : Eliminate…排除 なくせないか。」です。
何かを改善、見直そう…とするときに、まず「なくせないか」っていう視点で考えようってことです。

さまざまな面で“増えていく一方”なこのご時世、「選択と集中」が必要と言われます。
また、同じように「スクラップアンドビルド」が必要とも言われます。
「なくせないか」からスタートするのは大切なことだと思います。

「なくせないか」を考える上で大切なことは、2つあると思います。

一つは、「なくせないか」を考える対象の本質的な存在意義や目的を理解しておくことです。
例えば「この書類作成はなくせないか」と考える場合、この書類が何にとって必要なもので、その書類によって何がなされているのかを理解しておく必要があります。その上で、要否を判断することになります。
(…ちなみに、書類を必要とする例えば手続きがあるとすれば、その手続きが必要かを先に考えているはずです。)

もう一つは、「本当に必要なモノゴトを明確にする」「本当に必要なモノゴトだけにする」ということです。
…逆に「なくせないか」を考えた結果、見えてくることになるかもしれませんが。
「必要なことは何か」「大切なことは何か」を認識することは重要なことですが、これは「なくせないか」と裏表の関係です。
つまり、このように重要なことを認識するといういう意味でも、「なくせないか」の視点をもって臨むことは大事なことだと思います。

改善の時だけでなく、「なくせないか」を考えるフォーマットを作って、日頃の仕事を点検する…というのも良さそうですね。

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