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啓発的ですね。

内発的動機付け
今朝、通勤電車で解いていたスタディングのAI問題復習で出た問題のテーマです。

内発的動機づけは、自分が取り組むことに対する興味や関心から意欲がわき、取り組むことで達成感や満足感、充実感を得たいという欲求が要因になる…というものです。そして、外発的動機づけよりも、自発的な行動につながりやすく、持続的…と。
企業経営にかかわることなので、ここでの取り組みは仕事のことになりますが、言わんとすることは勉強にも通じることになりますね。

業務命令で取らなければならない資格のための勉強…となると、外発的動機づけで取り組むことになるでしょう。
対して、「いずれこの資格を活かして」とか、「この勉強を活かして…」といった、自身の目的を起点にすると内発的動機づけになります。

「全体で60%以上を得点するとともに、いずれの科目も40%以上」を越えるというのが中小企業診断士試験(一次)の要件で、これは外発的動機づけになります。これはやむを得ませんね。
でも、日ごろの勉強で、「前回△点だったが、これだけ勉強した分、得点を上げたい」というのは、内発的動機づけになります。
「この科目の、この項目を理解できたから、この問題は正答したい」というのも内発的動機づけ。
うん、うん。

ところで、AI問題復習とは別に、たまたま、「オーナーシップ。自分の運命は自分で決める、自分に関わる決断は責任を持って自分が行う」ってなことが書かれているネットコラムを読んだんです。
このコラムでは、さらに「内的評価」として、「成績が出せなくても、それまでにしてきた努力や達成感が消えてしまうわけではない。すべて自分の財産になっている」と考え、外的評価が変動しても変わらないものだ…と書かれています。
内発的動機付けが取り掛かる前のことだとすると、内的評価は事後のことになりますが、いずれも外部・他者ではなく、自分を起点に考えることの有用性を説いているように思います。

なお、このネットコラムは、さらに「受け入れて前に進む力、ラジカルアクセプタンス」というものも紹介しています。

エドワード・L. デシ(Edward L. Deci)が1970年代に示した学説が中小企業診断士試験のための学習対象になっているわけですが、人生を力強く進んでいくにあたっての“モノゴトの捉え方”でもあるんですね。
面白いことです。


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