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繋いだ手

フリー画像使ってみました。

今日、Twitterを眺めていて目に留まったツイート

https://twitter.com/yuji_ikegaya/status/968400055693553664

手を繋ぐと脳と脳が同期して痛みが和らぐという、昨日発行されたばかりのピカピカの論文です。手を繋ぐのはRomantic partners。

同期って表現はなるほどなーと。

数年前に、日本酒の酔いが回ってとにかく吐きそうだったときにトイレに連れていってくれた人が手を握ってくれたけど、あれは「大丈夫?」「ありがとう」って思いが同期していたように思う。

20代のほとんどを共に過ごした人がいる。

長いこと一緒に過ごしたから手ぐらい沢山握っているのだけど、2回だけその瞬間が記憶に残っている。

長野の善光寺に行ったときのこと。行ったことがある人なら誰でも知っている胎内めぐりを体験した。階段を降りるととにかく真っ暗。暗いところが苦手なワタシはややパニックになり怖い怖いと騒いだ。大丈夫だからって言って欲しかったけどなんと怒られてしまった。だから必死で手を握ってついていった。正直、怒られたことがショックだったけどあの人にしてみたら自分が信用されてないみたいで寂しかったのかなと今は思う。これは同期とはちょっと違う気がしている。

それから、仲間たちと大洗海岸に遊びに行ったときのこと。この日は友達の実家がある水戸に泊まることになっていた。買い出しの帰りだったか、よく覚えていないけど夜みんなで歩いていたときのこと。たまたまワタシたちが最後尾に並んだときにあの人が手を繋ごうと差し伸べてくれた手。ワタシは迷わず握った。なんかポカポカした気持ちだったし、これは同期だったのかなと勝手に思うことにした。

手の温度って人を安心させる不思議なチカラがあると思う。だから痛みが和らいだっておかしくないし、陳腐な言葉をかけるよりも黙って手を握る方が伝わることもあると思うな。

#日記 #エッセイ




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