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20240416(火)

今年初めて自分事の記事を更新する。仕事の忙しさと気力体力が折り合い付かない日々が続くと、だらだらとXのタイムラインを追うばかり。食事や景色の写真を撮ってもインスタにあげることすらなく。
そんな2024年の前半戦。

母が入院した。

といっても急なことではなく、パジェット病と言って、外陰部に出来た悪性の腫瘍を取り除く手術を受けるための入院だ。
入院前の週末、ちょうど桜が満開になり、たくさん写真を撮った。
今朝も、満開の桜を眺めながら病院に向かった。

ワタシが子宮体癌で入院したときは、診療ガイドラインはもちろんのこと、ブログやSNSにあふれる情報が頼りだったし、同じ病気の仲間と繋がることで治療の励みにしていた。一方で外陰癌は高齢者が発症するケースが多いことや、そもそもそんなにメジャーな疾患ではないこともあり、検索しても経験談など生の情報があまり見つからなかった。数少ない症例報告の論文には、人工肛門を増設したという記載があり、そうなったら大変だな、そこまでして治療したくないよなあ、と悪い想像が膨らむ一方で。

でも、医師から人工肛門は考えていないから、とはっきり説明してもらえたことで不安が解消した。あとは、自由に面会できなくなったコロナ時代の入院生活に母が耐えてくれるかどうか。本当なら毎日顔を見に行きたいけど、今は週にたった15分の面会しか許されない。普段と違う生活は疲れないかな、退屈じゃないかな、気になることばかりだ。

何の因果か、父が亡くなった時と同じ病院、同じ診療科に入院している。
父は、治療半ばで近場の病院に移り、最終的に家で亡くなった。
あれから20年以上。
癌の治療に対するイメージはがらっと変わった。
きっと何とかなる。
今度は最後までやり遂げて、もう少し一緒に愉しい時間を過ごしたいものだ。連れていきたい所がたくさんあるし。
元気で退院してほしい。

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