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友との小さな旅

7月の暑い週末。友は入院が決まって弱っている私を励ます為に、即断即決で会いに来てくれた。宮沢賢治の雨ニモマケズの一節を思い出す。

東に病気の子供あれば 行って看病してやり
西に疲れた母あれば 行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば 行ってこわがらなくてもいいといい
北に喧嘩や訴訟があれば つまらないからやめろといい

こういう人になりたい、と思わせる太陽みたいな友が遊びに来てくれた。

せっかくだし町を散歩しよう。ここは文学や歴史好きなら楽しいよ。

新潮社記念文学館。新潮社文庫の最初の作品にあたる雪國の表紙が迎えてくれる。

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先人達が残した文学の歩みを噛みしめるべく入館した。すると、

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こんなステキなTシャツに迎えられたね。年甲斐もなくキャーキャーと写真を撮ったよね。買う勇気はなかったけど。

「エモい、エモい」と言いながら夢中で町の写真を撮りながら散歩する姿に癒されたな。幸せだったよ。ありがとうね。


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