引き寄せの法則 大解剖!
この記事は、2019年7月のインスパイアニュースレター(有料記事)です。
■そもそも引き寄せの法則とは何か?
引き寄せの法則という言葉に出会ったのは、わたしが20歳の時。
当時願望として持っていた「復縁」を引き寄せるために、寝食忘れて虜になっていろいろな方法を実践したものです。しかし、思ったように叶いませんでした。もちろん、復縁も引き寄せられませんでした。
そこに腹ただしさを感じたことがきっかけで(笑)わたしの潜在意識研究は加速し、気づけば仕事になっていたものですから、今となっては感謝です。その時には全く理解できていなかったことや、わかっていたつもりだけど意味を履き違えていたことなどがあると、今になってわかります。
引き寄せの法則とは何か?今のわたしがこの法則のことを一言でいうと・・・
『日常使い化された仕様の真理』
となります。日常使い化された・・・つまり「どんな状況の人でも入りやすく、かつ普段の日常で真理の法則(あっちの法則とやら)を使いこなせるようになるレッスン」です。
ただ、可愛いネーミング(?)とは裏腹に、なかなかストイックなレッスンでもあると感じます。自分自身と究極に向き合わされる法則でもあります。ただ気持ちのいいことだけをしていればいいように思えて、実はその意味を履き違えると全く違う方向にいくこともあります。
そんな“原点”でもある引き寄せの法則を改めて解剖しようと思います。そしてこのレポートでは、わたしなりの視点でこの法則の真意、そして複雑に捉えられがちなポイントや、勘違いされやすいポイントなどをご紹介しながら、引き寄せの法則とやらが持つ世界観を伝えていきたい。
改めて研究解剖するために、『引き寄せの法則の本質』シリーズ(エスターヒックス&ジュリーヒックス著)を、斜に構えず改めてしっかり読んでみて検証してみると、ものすごくこれは“優しい”法則なのだということが理解できました。
愛に溢れているし愛だらけだし決して強くは強制しないものの常に同じ方向を安定的に示してくれています。
まるで、時たま見えなくなるけれどいつも光を与え続けている太陽のようなものだな、と。
今回は、”引き寄せ”というある意味まぎらわしい表現をしたこの法則を全面解剖していきましょう。
■基本的な理論の整理
“引き寄せの法則”という言葉は、『ザ・シークレット』という書籍によって一気に広がりましたが、今回参考にするのはエスターヒックス・ジェリーヒックス夫妻による『エイブラハム系統』となります。(詳しくは参考文献を)
英語で引き寄せの法則は、一般的に“The Low of Attraction”と表現されます。
Attractionという言葉は直訳すると、物や人を惹きつける(引きつける)こと、その引力、引きつける(魅了する)力、というような意味があります。
簡単に言えば引き寄せの法則とは、「(もともと備わっている)望む現実を引きつける力の使い方」ということもできます。法則というのは“力の使い方”であって、その力は誰にでも備わっているものかつ、すでに全ての人が“使っている”力でもあるというわけです。しかし、その力の使い方が間違っている、あるいはうまく使えていない、と。だからこの力の使い方を学びましょう、それが引き寄せの法則ということになります。
Attractionする力、というものが既に備わっていて、それは常に働いておりわたし達はその力を通して現実創造をしているけれど、それが“意図的かそうでないか”によって変わる。
ということは、単なる想像(創造)から、“意図的創造”へとシフトしよう、ということも引き寄せの法則で言われていることです。
引き寄せの法則で語られる理論はとてもシンプルなものです。
あなたの中には“創造する力”がある、と。その創造する力はいつも働いていて、わたし達は自分の創造した現実を過ごしている、と。しかし、それが“意図的でない場合”は、自分の望んだ現実にはならない。それでは、もともと備わっている引き寄せる力を使いこなし、“意図的な創造”ができるようになりましょう、と。そうしたらあなたは、自分の望む現実を創るようになることができますよ、ということですね。
例えるなら、『あなたの中には、学ぶ力が既に備わっている。しかし、その学ぶ力をうまく使いこなせていないがために、テストでいい点が取れない。それでは、学ぶ力を適切に働かせられるようにするための勉強法や学習法を教えよう。そうしたらあなたはテストで、望む点数が取れるようになるだろう』と。
まるで塾の先生と同じですね。結局、引き寄せという言葉が少しスピリチュアル的な意味合いを含んでしまってオカルトのようになっているのですが、とてもシンプルなことを伝えているのが分かります。
あなた自身の力に気づき、あなた自身の力を使えるようになることで、あなたは望む現実を創造できる。それが創造できなかったとしても、あなたの力がなくなることはない、ただうまく使えていないだけである、と。このスタンスを、引き寄せの法則はずっと手放しません。
繰り返しますが、基本的な理論や姿勢はこの通りです。
・人生の基盤は自由であり、人生の目的は喜びである。
・わたし達は喜びのために創造の力を常に使いたいと願っている。
・わたし達の存在は皆がソース(源)とつながっている、一体である。
・源と分離すると嫌な気分になって波動の分離が起こる。
・創造の力は既に持っている、誰もが持っている。
・あなたが望むたびに、内なる存在がその願望を受け取ってさらに拡大する。
・拡大した願望のエネルギーが力強く回転するヴォルテックスを生む。
・ヴォルテックスという渦にあなたの願望創造が必要な全てが引き寄せられていく。
(ここポイント!)
・あなたはそのヴォルテックスに引き寄せられた全てをどんどん受け取っていく。
・その力を意図的に使えていないから、意図していない創造が起きている(つまり、望まない現実とか、自分にとって問題だと思うことなど)
・あなたがその力をよく理解し、その力を意図的に使えるようトレーニングをすれば、あなたは意図的な創造ができるようになる。
・意図的な創造ができるようになる=自分の思った通りの現実が創造できるようになる。
そこで、意図的創造をするトレーニング中に置いて重要になるのが以下の点だと、繰り返し伝えています。
・自分の感情に敏感になり、それをナビゲーションとして使いましょう。
・あなたの望むことにフォーカスを向けましょう。
・自分の心地よさを大切にしましょう(望んでいることをやりましょう)
・意図的にヴォルテックスの波動の周波数を調整しましょう。
※ちなみにヴォルテックスは望んでいることだろうとそうでなかろうと生まれる。つまり、望んでいないことのヴォルテックスが生まれていたら、あなたは望んでいないことを創造するために必要な全てをそのヴォルテックスに引き寄せることになる。
これらは、“法則をうまく使いこなせるようになるための法則”のようなもので、スポーツでいうなら“基礎練”です。音楽でも運動でもなんでもそうですが、本当のゴールが試合で優勝することだとして、その結果を手に入れるために日々トレーニングしますよね。そのトレーニングをする上で大切なのが、先ほど書いた通りのことです。
そのため重要なことは、“基礎練をやったからといって必ず優勝できるわけではないけれど、基礎練をやらなければ優勝はそもそも難しいだろう”ということ。
これを引き寄せの法則風に変換するなら、こうです。
「いい気分でいるだけで意図的創造ができるわけではないが、いい気分を選ぶ習慣がつかなければそもそも意図的創造はできない」
この点は非常に勘違いされやすいところだと思います。多くの人は引き寄せの法則は、望むものにフォーカスをしたりいい気分でいたりすることで必ず引き寄せられる、と思ってしまいます。それは、基礎練をしていれば優勝できる、といっているようなものです。間違っているわけではありませんが、“それが全てではない”ということ。
この点をしっかり押さえておくと、引き寄せの法則が持つ真髄をよりよく理解できるようになります。
■理論の展開
さらに、引き寄せの法則ではこのような理論も展開します。(少しハタユカ的解釈が入ります。)
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