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感情を刺激するマーケティング|顧客との深い結びつきを築く秘訣

新規就農を目指して、4月から研修をスタートさせるハタセンです。
教育×○○やマーケティング、農業経営のことなどをテーマに毎日一記事ずつ書いています。
いつも読んでいただいて、ありがとうございます。

今日は、伊勢隆一郎さんの著書『人は感情でモノを買う』を読んで、自分の将来の農業経営にからめて考えたことをシェアしてみますね。

自分の商品をお客さんに買ってもらうにはどうすればいいのか?
これを考える時に、見方を少し変えてみると、
人が商品を買おうとする時の決め手は何なのか?
ということになります。

デザインが素敵だから?
価格が安いから?
タイミングが合ったから?

それも間違いではないのですが、もっと深く突き詰めれば、実はもっと深い、根源的な要素が影響しています。
それが「感情」なのです

伊勢隆一郎さんは著書『人は感情でモノを買う』の中で、このシンプルだけれども強力な真実を探求し、私たちがどのようにして感情にもとづいて物事を決定しているかを明らかにしてくれました。

ここでは、伊勢さんの考えをひもときながら、私が学んだことをあなたにもにシェアしたいと思います。

感情の力とブランド構築

伊勢隆一郎さんの『人は感情でモノを買う』は、人間の購買行動における感情の重要性を明確に示しています。
この本によれば、消費者が製品を購入する際、決定的な役割を果たすのは「感情」です。
例えば、こんな話がありました。

目の見えない男性が「私は目が見えません、どうぞお恵みを」と書かれた看板で物乞いをしていたとき、そばを通り買ったほとんどの人は無視した。
ところが、看板の文言を「素晴らしい1日です。しかし、私にはそれが見えません」と変えた瞬間、男性に対する態度を一変させ、通行人の誰もが男の前にお金を置いていくのであった。

この物語は、感情がどのように人の行動を変えるかを端的に示しています。

新規ビジネス、特に農業経営においても、お客さんとの信頼関係の構築が不可欠です。
お客さんとのコミュニケーションにおいて、商品の機能や価格だけでなく、その商品がいかにその人の生活を豊かにするかというストーリーを共有することが重要です。
お客さんに感情的なつながりを持ってもらうことで、単なる商売を超えた関係を築くことができるのです。

では、感情にフォーカスしたコミュニケーションの具体的な方法について見てみましょう。

感情にフォーカスしたコミュニケーション

伊勢隆一郎さんは、コミュニケーションにおいて感情への深い理解について強調されています。
これは、相手の話を聞く際に、単に言葉を理解するだけでなく、その背景、意図、信念にまで注意を払うことを意味します。これにより、相手との信頼関係を築き、より深い理解を得ることができるのです。

たとえば、お客さんがなぜ、その商品を選ぶのか、その選択の背後にある感情や価値観を理解することは、農業経営者にとっても、非常に重要です。
お客さんがそれを選ぶときに、何を感じ、何を考えているのかを理解しようとすることで、より適切な応対が可能になり、顧客満足度を高めることができます。

また、感情にフォーカスしたコミュニケーションは、製品の販売だけでなく、ブランドイメージの構築にも寄与します。

その鍵となるのが、「ストーリーで語ること」。
その商品を作るまでの苦労やこだわり、商品化することになったきっかけのエピソード、商品を使ったことによる変化などをお客様にストーリー語りする。
そうすることで、お客さんの感情を動かすのです。

お客さんの感情や価値観に共感し、それに応えることで、単なる取引先としてではなく、信頼できるパートナーとしての関係を築くことができるのではないでしょうか。

まとめ| 感情とストーリーを活用した新しい関係構築

今日の記事は、伊勢隆一郎さんの『人は感情でモノを買う』から学んだ感情の力と、それを活用したストーリーテリングのアプローチについて書きました。

これらは、単なる商品やサービスの提供を超えて、お客さんとの深い結びつきを築くための重要な手段となると思います。
私たちは、感情にフォーカスすることで、お客さんの真のニーズを理解し、商品と結びつけることで、彼らの人生により良い価値を贈る方法を見出すことができます。
これは、私の目指したい農業経営だけでなく、あらゆるビジネスにおいて非常に有効なアプローチだと思いませんか?

また、お客さんとのコミュニケーションにおいては、感情に根ざしたストーリーを語ることで、単なる商売を超えた信頼関係を築くことができます。
ストーリーは、私たちの商品やサービスがお客さんの生活にどのように影響を与え、その人生を豊かにするかを伝えるための強力なツールとなってれるはずです。

このようにして、お客さんは私たちのブランドや商品に感情的に投資し、長期的な関係を築いてくれることでしょう。

マーケティングに携わるすべての方に、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

今日も、最後まで読んでいただいてありがとうございました。

では、また明日。

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