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日常のコミュニケーションが大事

教頭という立場にあると、さすが職員室の担任とも言われるだけあって、先生方がいろんなお話をしてくれます。

嬉しいお話、おもしろいお話、楽しいお話…ばっかりだったらいいんですけど、そうは甘くないですよね。

ときには嫌ごとも聞かされます。
「○○先生が〜〜してくれないんです…」
「△△先生は、いつも〜〜なんです…」
「前にも□□先生に〜〜って言ってるんですけど…」
などなど。

私としては、
「そうなんですねぇ。それは、困りましたねぇ」
「どうしましょうかねぇ?」
なんて受け止めるのですが、その方の言いたいことの察すれば、

『教頭なんだから、なんとかしてよ』
『ちゃんと言い聞かせてよ』
なんてことを言いたいんだろうなぁと思ってしまいます。

まぁ、もう自分ではどうしようもなくなったから、私に相談してくれたんだろうなぁと思いますが、そこまでなるまでに、なんとかならかったものかな、とも思ってしまいます。

私にだけ話すんじゃなくて、当人同士で話をすれば、すぐに解決するんじゃないの?と思うようなことが多いからです。

そんなことを言ったら、喧嘩になるんじゃないの?と心配されるのかもしれませんが、良好な関係性が作れているのであれば、そんな心配は杞憂になるはずです。

お互いに、何でも言い合える関係が職場にあれば、仕事はもっともっと楽しく充実したものになるでしょうね。

でも、文句を言いたいときだけや、自分の言うことを聞いて欲しいときだけのコミュニケーションであったならば、そりゃぁ面と向かっては言えないでしょうね。

ホワイトボード・ミーティング ® の基本的な考え方に、

「心の体力」を温めるには、日常のコミュニケーションが大事

というものがあります。

「心の体力」のことは、以前にも書いていました。

「心の体力」はいろんなもので温まったり、冷めたりしますが、一番、大き な影響力をもつのは日常のコミュニケーションです。

日常のあたたかなコミュニケーション、言葉にするのは簡単ですが、具体的にはどうすれば良いのでしょう?

たとえば、こんなふうにしてみてはどうでしょう?

感謝の気持ちを表現する

小さな成功でも、お互いの努力を認め、感謝を伝え合いましょう。
感謝の一言は、人のやる気を引き出す魔法の言葉です。
「ありがとうございます」
年齢・立場にかかわらず、この一言が、あたたかなコミュニケーションを生みます。

ポジティブなフィードバックを心掛ける

批判的な意見よりも、建設的な提案やポジティブなフィードバックをすることで、職員同士の関係が良好に保たれます。
ポジティブな空気は、生産性の向上にもつながりますね。

アクティブリスニングを実践する

相手の話を注意深く聞き、理解しようとする姿勢を見せることで、信頼関係が築かれます。うなずきや適切な質問で、相手が話しやすい環境を作り出しましょう。
話し上手よりも聞き上手がポイントですよ。

透明性を持って情報を共有する

隠すことなく、必要な情報は積極的に共有することが大切です。
不透明なコミュニケーションは不信感を生み、チームワークを損ないます。
つまり、自分の弱みや失敗も語り合えるようなコミュニケーションがあればいいですね。

非公式な交流の場の提供

お茶を飲みながらのカジュアルなトークや、食事会など、仕事以外の場でのリラックスしたコミュニケーションも重要です。食事を共にすることで、個々の人間性や共通の興味を知る良い機会になりますね。
コロナ禍が終わり、こういった機会もだいぶ増えてきました。
飲みニケーションというのは、最近ではあまり聞かれなくなりましたが、一定の効果があるのは間違いないのかもしれません。


日常のあたたかなコミュニケーションは、お互いの「心の体力」をあたためるだけでなく、教育の質を高め、学校全体の雰囲気を良くしてくれます。

これらのポイントを実践して、職員室の、学校全体の雰囲気がよくなるようにしていきたいものです。

今日も、最後まで読んでいただいてありがとうございました。

では、また明日。

他にも、教育×○○をテーマにいろいろ書いています。

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