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ハスカップってどんな果物?③

ハニーベリー☆ハスカップ農家で新規就農を目指して、4月から研修をスタートさせている元教員のハタセンです。

最近は、長文記事の毎日投稿はお休みしていますが、マーケティングや農業経営、あなたに役立つ情報について、1500〜2000文字で書き貯めています。

好きな歯ブラシは、やわらかめです。
いつもご愛読ありがとうございます。

ハスカップは、ブルーベリーとよく比べられます。
ヨーグルトやアイスのトッピングにしたりと、食べ方がよく似ているのです。

でも、今回は、ブルーベリーとは少し違った食べ方について書いてみます。

ハスカップは、古くはアイヌの人々も自生していたハスカップを食していたと言われるほど、北海道ではお馴染みの食べ物でした。
特に、厚真町も含む勇払原野では、自生していたハスカップを、季節になったら摘み取りに来る人がたくさんいたようです。まるで山菜取りのようですね。

ここからが、「えっ!?」と思われる方が多いかもしれません。
採ってきたハスカップを塩漬けにするのです。
こんなことブルーベリーではきっとしないでしょう!?

でも、こうすることよって、ジャムに加工しなくても、長期保存ができるんです。
砂糖が高級で、冷凍保存も難しかった時代の人々の知恵だったんでしょうね。

今でも、そうやって塩漬けにすることは、このあたりではごくごく一般的で、これをお漬物がわりや、おにぎりの具としてつかうのです。
私も知り合いの方のハスカップの塩漬けをいただいたことがありましたが、梅干しに近い感じで、ご飯にもよく合いました。果肉はさほど大きくありませんが、種もないので、パクパクと何粒でもいけそうです。
野生のハスカップは、とっても酸っぱいですから、ご飯と合わせることはごくごく自然なことかもしれません。

もう一つエピソードをご紹介します。
畑嶋ハスカップ農園の農園主である昭さんは、当年87歳のおじいちゃん。
これだけのお年なのに、きつい畑仕事や重いものの持ち運びでも、ささっとできちゃう、とっても元気なおじいちゃんです。

その元気の秘訣を聞いたことがあります。きっと、粗食や野菜中心の食生活に気をつけておられるのだろうなと予想していたのですが、ちがいました。
元気の秘訣は、ハスカップだったのです。
畑嶋家の冷凍庫には、自家用のハスカップがたっぷり入っています。
毎食、熱々のご飯に、この冷凍のハスカップをひとつかみ、バシャっとかけて、かきこむ。
ただそれだけでした。
ハスカップがご飯の熱でとけて、酸味と甘味がいい感じにご飯に合うのだそうです。

あんまり真似してみたくはならない食べ方ですが、このハスカップが日常食になっているということが、健康の秘訣に違いありません。

今回は、ハスカップのこと、特にその食べ方についてのお話でした。
いずれレシピもご紹介できたらと思います。
ハスカップはまだまだ奥が深い。

いつも最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
次回も、新たな発見を一緒に楽しみましょうね!

他にも、教育×○○や、マーケティングの話なんかもいろいろ書いています。

https://note.com/hata_note/n/naecac30229cb

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私が事業継承予定のハスカップ農園にはオンラインショップがあります。
今シーズン収穫したハスカップを冷凍でお届けできますよ。

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