己の価値を知る｜生きる力を育てるということ
久しぶりにディスカバリーチャンネルをチェックすると、なんとあの覆面ビリオネアの新しい動画がアップされていました。
【億万長者リターンズ】帰ってきた億万長者！1億円企業の未来は / 起業チャレンジ！覆面ビリオネア リターンズSP （特別編）
億万長者グレン・スターンズが90日間のチャレンジを成し遂げたエリーの街に帰ってきて、当時のチームメンバーのもとを訪れ、あの時のチャレンジをふりかえるという趣旨の番組でした。
早速試聴してみると、あったあった、グレン節。
で、今回もやっぱり、覆面ビリオネアからの金言を教育によせて書いてみます。
その前に、ちょっと番組のおさらい。
・原資100ドルから、90日間で100万ドルを稼ぐこと
・与えられるのは、100ドルと古いトラック、連絡先の入っていないスマホ
・正体がバレないように偽名を使うこと
これらのルールにのっとって、知らない街に裸一貫で乗り込んだ、億万長者のグレン・スターンズ。
全8話からの学びをこのマガジンに詰め込んでいます。
この記事では、覆面ビリオネア リターンズSP から学びとったグレンの金言から教育によせて書いてみました。
1.覆面ビリオネア リターンズSP 金言5選
番組の収録が終わってからも、グレンは、たびたびエリーを訪れ、チームメンバーとも連絡をとりあい、立ち上げたバーベキューレストランUNDERDOG BBQを支え続けていたようです。
今回の番組、特別編では、驚くような発表をお土産に、再びエリーを訪れ、チームメンバーと当時の苦労を振り返ります。
番組恒例のグレンの語りからは、次の5つの金言が得られました。
金言① KNOW YOUR WORTH
自己の価値を知れ。
金言②PERCEPTION IS REALITY
認知は現実。
金言③PLAY TO YOUR STRENGTHS
強みを活かせ。
金言④SWIM LIKE A SHARK
サメのように泳げ。
金言⑤REPLACE YOURSELF
事業主は自分を不要にすべし。
2.行動あるのみ｜学校としての成長のために
オリジナルプリントショップを開いたRJのもとを訪れるグレン。
事業は好調なようですが、もっと広げられる、全国展開できるはずだとグレンは言います。
「今、この店は、群れで泳ぐ魚だ。周りで泳ぐ魚と居心地良く泳いでいる。
すると突然サメが襲ってきて、ガブリとやられちまうぞ。」
そういう考え方をしないといけないというのです。
SWIM LIKE A SHARK
サメのように泳げ、サメは常に動いている。寝てる時もね。成功する企業は生き延びるために動いて成長します。そして襲ってくる競合他社をはねのけるんです。サメのように。
平穏無事な学校生活が続いてほしい。
それは、教頭としての正直な願いでもあります。
でも、危機は突然やってきます。
子どもたちの前でがんばる先生たちを束ねる教頭としては、安穏としてはいられないのです。
常に状況を観察し続け、変化を見つける。
発見した小さなほころびに気づき、突然舞い込んできた問題が小さいうちに、対応してく。
待ちの姿勢ではなく、先手を打ち、攻めの姿勢でいく。
サメのように動き、襲ってくる危機をはねのける。
そして、それが、学校としての、ひいては子どもたちの成長につながるのだと、肝に銘じておきます。
3.人にゆだねよ｜仕組みづくりが肝
グレンのチャレンジには、開業資金づくりのための中古住宅の転売がかかせませんでした。転売のための家の改装、そしてUNDERDOG BBQの内装と重要な役割を果たしていたドーン。
当時経営に苦しんでいたドーンのデザインビジネスは、番組の影響もあって、現在は好調なようです。
経営するインテリアショップの採算を確保した上で、事業を展開しもっと利益を上げられると、グレンは読みます。
そのためには、
REPLACE YOURSELF
事業主は自分を不要にすべし。起業の時は自分で全部やっています。人を雇う金がないから。でもいずれうまく事業を拡大できて収益が増加したら、有能な人を雇って実務を任せます。ドーンなら今です。
教頭の仕事は多岐にわたります。ボリュームの大きい仕事もあります。
私は、人に仕事をふるのが苦手で、通常の教頭業務に加え、突然舞い降りてきた仕事も、すべて自分でこなそうとします。
すると、ものによっては、想定外に時間がかかり、通常業務が圧迫され、思わぬミスや混乱が生じることが、これまでにもありました。
自分ができる仕事量には限りがあります。それなのに、自分一人で抱え込んでしまうと、他がまわらなくなり、余計に迷惑をかけることにもなりかねません。
学校の成長を考えた時、「この仕事は誰に任せるのか適任か」「バランス良く仕事を役割分担するには、どんなシステムが必要か」そういった仕組みづくりを考えることが大事なのです。
最後に｜己の価値を知ることが生きる力につながる
今回の記事は、久しぶりに動画が更新された覆面ビリオネアから得た金言について、教育によせて書いてみました。
・行動し続けることが、安定を図るとともに、成長を続けるためには欠かせないこと。
・自分一人が行動するのではなく、チームとして動くための仕組みづくりが大切だということ。
をあらためて強く感じました。
最後にもう一つ。
UNDERDOG BBQのシンボルとなったスモーカーを作ったクリス。
番組の影響で、クリスの工場にもたくさんの仕事が舞い込んできました。
しかし、クリスは尻込みしてみます。
「おれは、自分を高く売るのが苦手なんだ。」
クリスのことを高く買っているグレンは、少し残念そうです。
KNOW YOUR WORTH
自己の価値を知れ。自分の仕事を過小評価する人は多い。大事なのはかかる費用だけでなく。提供するサービスの質を評価することです。
教育の世界では、「子どもたちに”生きる力”を」というようなことがよく言われます。
グレンの言う、「自己の価値」を正しく知り、自ら正当に評価していくことが、この社会で強く生きていく力をつけていくことにつながっていくと感じています。
学校で、授業で、さまざまな教育活動の中で、子どもたち自身が自分のことをメタ認知し、自分の価値を見出していくことができる、そんな教育をしていきたいものです。
さて、番組の最後に、UNDERDOG BBQがフランチャイズ化されるというこが発表されました。
そう遠くない未来に、日本にも出店、なんてこともあり得そうです。
ちょっと楽しみです。
了
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教育×○○をテーマにいろいろ書いています。
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