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後悔を超えて|新しい道を切り開くヒント

ハニーベリー☆ハスカップ農家で新規就農を目指して、4月から研修をスタートさせているハタセンです。
いつもはマーケティングや農業経営について学んだことを、日々1500〜2000文字で書いています。いつもご愛読ありがとうございます。

今日は、ダニエル・ピンクさんが書いた「THE POWER OF REGRET」という本から学んだことをあなたにもにシェアしますね。

「後悔なんてしたくない」。そう思う人も多いでしょう。でも、後悔というのは人生において欠かせない感情なのです。

本書では、後悔をポジティブに活用する方法が示されています。後悔を避けるのではなく、むしろ適切に向き合うことが大切だというのが、この本のメッセージです。

後悔は私たちに何をもたらしてくれるのでしょうか。また、どのように後悔と向き合えば良いのでしょうか。この記事では、そのヒントを探っていきたいと思います。

後悔は否定的な感情ではない

「もう後悔なんてしたくない」と考える人も多いでしょう。しかし、ピンクさんは後悔を完全に否定することは危険だと指摘しています。

後悔は、人間にとって極めて健全で欠かせない感情なのです。人は喜び、悲しみ、怒り、恐怖など、さまざまな感情を抱えながら生きています。その中で後悔も重要な一部を占めています。

ネガティブな感情は、私たちが生き延びていくために役立っているのです。後悔もまた、過去の失敗から学び、未来により良い選択をするためのきっかけとなるのです。

後悔がもたらす3つの恩恵

ピンクさんは、後悔にはいくつかの大きな恩恵があると述べています。

①意思決定の質が改善される
後悔は、私たちが過去の失敗から学ぶきっかけとなります。「あの時こうしていれば良かった」という思いから、より良い意思決定につなげることができるのです。

②課題に対するパフォーマンスが向上する
同様に、「もしあの時この行動をしていれば」という後悔の経験から、次の機会に良い結果を出すことができます。

③人生の充実感が高まる
後悔には「せめてもの幸い」という側面もあります。過去の後悔を通して得た教訓を活かし、より良い人生を送ることができるのです。

つまり、後悔は決して否定的な感情ではなく、むしろ私たちの成長に大きく寄与しているのです。

人々がいだく4つの主な後悔

さて、私たちはどのような後悔を抱えているでしょうか。ピンクさんは、人々の主な後悔を4つのカテゴリーに分類しています。

❶基盤に関する後悔
「もっと勤勉に仕事に取り組めばよかった」「もっと安定した生活を送れば良かった」といった、自分の基本的な生活習慣や価値観に関する後悔です。

❷勇気に関する後悔
「もっと思い切って挑戦すれば良かった」「自分を主張できなかった」といった、自己表現や探求心に関する後悔です。

❸道徳に関する後悔
「あの時の過ちは許せない」「正しくない行動をしてしまった」といった、自分の倫理観に反するような行為に対する後悔です。

❹つながりに関する後悔
「もっと家族や友人と時間を過ごせば良かった」「愛する人との関係をうまく築けなかった」といった、人間関係に関する後悔です。

これらのカテゴリーを意識することで、自分の抱える後悔の性質をより深く理解できるのです。

後悔とどう向き合うか

最後に、後悔とどのように向き合えば良いのでしょうか。

ピンクは2つの具体的な方法を提案しています。

1.過去の行動を取り消す
傷つけた人への謝罪、過ちの是正など、可能な範囲で過去の行動を修正することです。これにより、後悔の感情を和らげることができます。

2.「せめてもの幸い」思考
後悔からポジティブな教訓を得ること。例えば「あの時こうしていれば、もっと悪い結果になっていたかもしれない」といった視点を持つのです。

つまり、後悔を単に否定的なものとして受け止めるのではなく、前を向いて学びに変えていくことが大切なのです。


私たちの人生には必ず後悔が付きまといます。しかし、それを避けるのではなく、むしろ向き合い活用していくことが重要なのです。

ダニエル・ピンクさんが書いた『THE POWER OF REGRET』は、後悔の本質的な意味について、私に多くの気づきをもたらしてくれました。

教員という仕事を辞め、4月から農業研修を始めた私。
「後悔なんてしてない!」なんて、強がっているわけではありませんが、そんなことは絶対認めたくないし、あり得ないとまで思っていました。
しかし、この本を読んで、自分という人間の本質を自分自身が理解していなかったのだなぁと思いました。
後悔したっていいのです。それが自然なんです。
だって、27年間の教師という仕事は、楽しかったし、充実していたのですから、それがなくなってしまう決断をしたことに、後悔だってあっていいのです。

自分の後悔を認めつつ、これからの未来を創造していく。
ただそれだけのことなのです。

あなたも、後悔と上手に付き合い、自分の成長に役立てていきませんか。

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

では、また明日。

他にも、教育×○○や、マーケティングの話なんかもいろいろ書いています。

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