批判的な人の自尊心を満たしてあげよう
今回の記事は、他人に対して批判的な人の対処方法について書いていきます。
参考文献はこちら。
レス・ギブリンの歴史的名著。1956年にアメリカで出版されて以来、「人間関係のバイブル」として幅広い読者に支持されています。
人間関係において、自己中心的な人、何かにつけて批判的、攻撃的な人、他人との人間関係がうまくいっていない人etc…思い浮かびませんか?
これまで、そういう人は、自尊心が高い人だというふうに信じられていました。
だから、そういう人の高慢な鼻をへし折ってやることが、最善の対処方法のように思われていました。
ところが、真実は、その逆だったのです。
こういう人たちの自尊心は、高すぎるのではなくて、実は低すぎることが問題だったのです。
自尊心が満たされていないと、人は摩擦やトラブルをおこしやすくなります。
だとすれば、そういう人の唯一の対処方法は、その人の自尊心を取り戻すこと。
自分を少し好きになれば、他人のことも少し好きになれます。自分に対する強い不満を乗り越えれば、他人に対して、寛容の精神を発揮することができるのです。
レス・ギブリンは、人権関係のルールとして、次の4つを挙げています。
自尊心を満たしたいという思いは、空腹を満たしたいという思いと同じくらい誰にでもあって、自然で普遍的なものです。
だから、そのために相手に渡したいものは、批判でもなく、辛辣な意見でもなく、正論でもありません。
それは、心のこもったほめ言葉や承認の言葉でしかありません。
このことは、そのコミュニティーを構成しているすべての人が理解しておくべきことだと思います。
お互いが、誰しもが自尊心を満たしたがっているということを知っていることで、相手にかける言葉がけを意識できるでしょうからね。
今日も、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
了
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