おねしょおもらしを改善する3つの方法
お正月を過ぎて、小学校就学を間近に控えて受診するお子さんが増えてきました。
もうあと2ヶ月で入学式ですもの、焦りますよね。
おもらしを改善させる3つのポイントとは、これまでも書いてきましたが、もう一度おさらいしましょう。
1. 水分塩分摂取の制限
最も重要なのは「寝る数時間前から水分を摂らない」ようにすることです。
少なくとも2時間、出来れば3時間開けましょう。
下の図 「おねしょの原因 3つ」 のうち、1にあたります。
2.よい「睡眠」
ポイントは、先にぐっすり寝て、おしっこが溜まってくる3時以降に
眠りが浅くなるようにする。
朝方目覚めてくると、おしっこが溜まってきていることを関知しやすくなるからです。
これは、下の図 「おねしょの原因 3つ」 のうち、3にあたります。
睡眠にはレム睡眠と、ノンレム睡眠があることが知られています。
睡眠中に目がピクピクと動く、Rapid Eye Movement(急速眼球運動)があることからREM(レム)睡眠と呼ばれています。
レム睡眠のときは、脳が活発に働いて記憶の整理や定着が行われているとされています。
一方、目が動かない、ノンレム(non-REM)睡眠のときは、脳も体も休息していると言われています。
まず深く眠り、ノンレム睡眠になった後、段階を経て眠りが浅くなり、
レム睡眠へと移行します。
そして、またノンレム睡眠に移行して深い眠りに入った後、
眠りが浅くなってレム睡眠に移行します。
このサイクルを数回繰り返しながら、朝目覚めるとされています。
おねしょするお子さんは、兄弟の中で一番眠りが深いと皆さん仰います。
レム睡眠とノンレム睡眠のスイッチがうまくいっていない可能性があります。
睡眠は成長期の子どもにとても重要です。
睡眠中に分泌される成長ホルモンが夜間出ますので、背を伸ばしたければ特に重要です。
また、寝ている間には、抗利尿ホルモンという、
おしっこを濃くして尿量を減らしてくれるホルモンが分泌されています。
これは下の図 「おねしょの原因 3つ」 のうち、1にあたります。
したがって、良質な睡眠を十分取る必要があります。
最後の3つ目が「排尿習慣」です。
基本は、
昼間は、行きたくなくても機会があればおしっこに行く。
夜は、何度もおしっこして寝る直前にも必ず、おしっこを出すことです。
「おねしょの原因 3つ」の 3 に関連します。
この度、「おねしょおもらしを改善する3つの方法」というタイトルで
ESSE Onlineに記事が掲載されました。
よろしければ、お読みください。
https://esse-online.jp/articles/-/17620?cx_clicks_art_mdl=4_title
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