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焙煎のあれこれ

こんばんは。

焙煎にはいろいろな要素があり、
本当に奥が深いものです。


もちろん、豆の良さを引き出すため。

同じ豆でも、豊かな味わい、
クリアな味わい、
どんな味わいを表面に出すか・・・

などなど、
火の入れ方、排気の大小・・・
豆の量、
焙煎の時間、
などなど
多くの変数を見極める必要が
あります。

おいしい焙煎!

これを出すためには、

美味しくない焙煎!!


も必要ですね。

知っているからこそ、
「その意味」
が理解できそうです。



今日はですね。

低温長時間焙煎

に挑戦です。


これは、油が表面に滲み出ないように
する工夫でもあるようです。


豆投入後、一気に火を入れると、
豆の内部の水分が蒸発する際に
大きな気泡を作ってしまい、
そこに油が入り込んで
滲みやすくなるそうです・・・。


そうならないようにするためには、
低温で水分を蒸発させ、
ゆっくり熱を入れていけばいいわけです。

浅煎りと深煎り(奥)


一分間に上昇する温度SORが
「5」前後を狙います。

全部で30分の焙煎。
こんな長時間、普段はしないです。

200℃での焼き上がりを目指します。


投入後100℃まで温度が落ちました。
ここから一分間に5℃ずつ
あがっていくわけですね。



・・・

15分経過。

この辺りでは普段なら
煎り上がりの時間です。
まだ、150℃。

色は、黄色から褐色へ。

20分・・・25分。



・・・


そうです。
低温長時間焙煎は、
「ハゼ」音が聞こえないんです・・・。

185℃になっても
弾けないようなんです。


30分、195℃で終了しました。

色は、深い茶色・・・こげ茶色になっています。

艶消しな感じです。


もちろん、油は浮いていませんでした。



これ、どんな味だと思います?






淹れてみたのですが、
コーヒーの色が、明るいんですね。
つまり浅煎りな感じなんです。
豆の色自体は、シティーローストっぽい
んですけどね。
内部は浅煎り。



生焼けではないのですが、
浅い入り具合となりました。




低温長時間の焙煎では、
「クリア」な味わいの出来上がりとなりました。

つまり、軽やかで透明感のある
味わいを作りたい時は、
低温で長時間の焙煎がいいようです!

反対にいうと
香りが弱く、淡白な味わいに
なってしまうようです。


浅煎りと長時間低温焙煎(右)。味わいは似ているような・・・


・・・
一つの焙煎方法でも、
よさや短所があるんですね・・・。



トライアルな焙煎で、
そんなことが・・・・ わかりました🤗


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