コーヒー化学の旅 一杯の秘密を解き明かす④カフェインの効果と人体への影響
旅も中盤を過ぎました!
次に飲むコーヒーが、
新しい体験になるといいな・・・
と思います。
それでは4日目です。
Day 1: コーヒーの成分
Day 2: コーヒーの焙煎と化学変化
Day 3: 抽出プロセスの科学
Day 4: カフェインの効果と人体への影響
Day 5: 酸味と苦味のバランス
Day 6: コーヒーの保存方法
Day 7: デカフェコーヒーの科学
早速、機内食です!
いきなりきました。
Day 4: カフェインの効果と人体への影響
Day 4: カフェインの効果と人体への影響
カフェインは、コーヒーの魅力の一つであり、
多くの人にとって欠かせない成分です。
しかし、その影響や摂取量には注意が必要です。
今回は、カフェインの利点やデメリットについ
ての科学的研究を基に、適切な摂取量やカフェ
インの代謝について解説します。
1. カフェインの利点
カフェインは、覚醒作用や集中力の向上、
疲労感の軽減といった効果で知られています。
カフェインが体内に入ると、脳内でアデノ
シンという物質の働きを阻害し、眠気を抑
えると同時に、ドーパミンの分泌を促進して
気分を高揚させます。
これが、朝の一杯のコーヒーが
「目覚めの儀式」
として親しまれている理由の一つです。
また、カフェインは運動パフォーマンスを
向上させる効果もあるとされ、運動前に
摂取することで持久力や反応速度が向上
することが報告されています。
2. カフェインのデメリット
一方で、カフェインの過剰摂取には注意が
必要です。摂取しすぎると、不安感や心拍
数の増加、不眠症などの症状を引き起こす
可能性があります。
また、カフェインは一時的に血圧を上昇さ
せることがあり、高血圧の方は特に注意が
必要です。さらに、カフェインには依存性
があるため、摂取量を増やし続けると、カ
フェイン依存症に陥るリスクもあります。
3. 適切な摂取量
カフェインの摂取量に関しては、個人差が
大きいですが、一般的には1日に400mgまで
が安全とされています。
これは、おおよそコーヒーカップ4杯分に相当
します。
しかし、妊娠中の女性や心臓病のリスクがある
方は、摂取量を200mg以下に抑えることが推奨
されています。
また、カフェインを摂取する時間帯も重要です。
夜遅くに摂取すると、睡眠に悪影響を及ぼす可
能性が高いため、就寝前の数時間は避けるのが
賢明です。
4. カフェインの代謝
カフェインの代謝速度は、個人の体質や
遺伝的要因によって異なります。
一般的には、肝臓で分解され、血中から
徐々に排出されますが、その半減期は3〜5
時間とされています。
ただし、代謝が遅い人や特定の薬を服用し
ている人では、カフェインが体内に長く留
まることがあり、影響が強く出る場合があ
ります。このため、自分の体質を理解し、
適切な量を摂取することが重要です。
5. カフェインの耐性と依存
カフェインを定期的に摂取していると、徐々に
耐性がつき、同じ量では効果を感じにくくなる
ことがあります。
これが「カフェイン依存」の一因で、摂取を中止
すると頭痛や疲労感、イライラ感といった
「カフェイン離脱症状」
が現れることもあります。
そのため、時折カフェイン摂取量を見直し、
依存を防ぐことが大切です。
いかがですか?
カフェインについてみていきました。
私は、寝る前に飲んでもすぐ寝られる
体質です(^^)
(もう完全に、この旅からすれば依存症!)
でも、コーヒー飲まないと、イライラまでは
しないので、
その香りに包まれる回数が多いことで、
「幸福感」
をもらえていると、(信じて)
思います。
兎にも角にも、自分にあった摂取を心がけ、
健康的にコーヒーライフを過ごして
くださいね!
今日の旅はここまで!
明日は、酸味と苦味のバランス
について知る旅へ、ご案内します。