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「なぜか気になる」を大切にする。

来るたびに気になる絵がある。

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フィーリングってとても大切なこと。素直に従う。

正直、そこまで「すごい!」と思う絵ではないと思う(描けはしないくせに何を言うだが…)。ただ、なにか気になる。毎回、目が釘付けになる。

どうしてなのか理由が分からないけど、きっとフィーリングというやつで、僕はこの感覚が好きだし大事にしている。

写真を撮るときは、シャッターを切るかどうかはフィーリングが決める(フィーリング「で」じゃなく、フィーリング「が」決める)。

なにか気になる、なぜか気になる、何かが合う。

もっとすごい時は、気づいたらシャッターを切っている。この時は、待ち望んだパートナーが目の前に現れたみたいに、ビビッとくる間もないくらい勝手に体が動いている瞬間で、得も言われる興奮と快感を味わうことができるから極上だ。

「人間は感情で動くエモーショナルな生き物」なので、撮る側も、構図がどうとか、絞りがどうとか、そういうことを考えずに、自分の感性勝負で、感性のおもむくままに撮るのが、結局、見る側に一番届く写真が撮れるのではないか、と思っている。

もちろん、構図や絞りなどの技術を否定しているわけではない。必要なことだ。

ただ、技術ファーストで頭でこねくり回しながら撮ると、きっと多くの人は写真が面倒になるだろうし、苦労して撮った写真もどことなくおもしろくなくなってしまうかもしれない。

僕はそういうことを避けたほうが良いと思っている。だって、写真を撮ることは楽しいのだ。シンプルに楽しんでしまえばいい。

だから、まずは感性に従って、感情のおもむくままに、好きに撮ることをお勧めする。

特に楽しい気持ちは伝わる。そして、波紋のように広がっていく。

まずは自分が楽しむことが一番。思ったままに撮ってみよう。