沖縄での活動開始。

noteは開店休業状態だったが、より多くのコミュニケーションを取ろうと思い、再開することに。

今回は、「僕が思っていること・経緯」→「沖縄に引っ越して思ったこと」→「営業で感じていること・経験したこと」という順番で、つらつらと経緯など記載してみる。

これまで僕は、①アート、②テクノロジー、そして③英語と3つの要素を軸に、本職をやりつつライフワーク的に活動を続けていてnoteは①のみの投稿としていたが、今後は主に①と②を中心に記事を投稿していこうと思う。

さて、タイトルの「沖縄」。本職の都合で引っ越したのが2020年8月。旅行でも訪れたことがなかった土地で、与那国島とか宮古島とか波照間島とか、あとは那覇市とか、そういうメジャーどころの「名前だけ」知っている程度の文字通りビギナーからスタートした。仕事は営業。

到着して早々、国際通りという観光名所に行ってみたが、本当に人がいなくてビックリした。呼び子のお兄さん・お姉さんもとても暇そうにしていて、なんだかやるせない気持ちになったのを覚えている。(ちなみに、2020年12月現在では、人が多くなっている)

沖縄は(も?)独特な人名や地名が多く、例えば名字だと、「佐藤さん」とか「鈴木さん」とか「田中さん」といういわゆるメジャーな名字はレアな方で、代わりに「比嘉さん」とか「金城さん」とかの名前が多い。だから、名字でなく下の名前で呼び合う風習がある。

土地の名称も特徴的。勢理客を「じっちゃく」と言うとは思わなかった。安謝(あじゃ)とか古謝(こじゃ)とかも最初は驚いたが、かわいいと思える。

そんな状態で営業に回る。沖縄の人はゆっくり話すのかと思いきや、早口の人が多い。しかも、イントネーション違うし独特なワード(島くとぅば)もあるので、聞き取れないこともしばしば。知らない土地の醍醐味だ。

沖縄の人はあまり海で泳がない、ということを聞いた時は、本当にビックリした。沖縄に来て一番のビックリだった。

営業(ビジネス)で言うと、沖縄はその特殊な歴史的背景があり、日本政府からの補助金や制度など優遇されていて、ある意味独自の成長を遂げている部分があるのが興味深い。「沖縄から貧困がなくならない本当の理由」という書籍を読んで、社内外の色んな人と話をして、ネットや図書館で調べて、なるほど、と思うことばかり。

営業は「自分という人を知ってもらって、相手という人を知って仲良くするのが醍醐味」だと思うので、こういう歴史・文化に関する書籍や会話など情報は特にアンテナ高く拾っているつもりだし、そもそも興味・好奇心があるので、楽しい。

根っことなる歴史・文化があって、そこに近代の日本政府とのやり取りという歴史がアドオンされ、現在の文化として人にもしっかり根付いているものを理解して話をする。理解できなくても納得できる部分もあって、仕事もやりやすくなる。

例えば、交付金が多かったり、多額の補助金がついて成り立っている組織があったりする。裏を返すと、その分だけ日本に返す意思が芽生える(はずな)ので、うまく連携できれば、良い社会を作る絶好のチャンスとなるはず。

沖縄もまだまだITリテラシが高いとは言えない現状出し、特に離島は、内地の地域と同じ状況(ITリテラシ低い、短期的には必要性がない?)なので、ことさら話をしたり提案するのはハードルが高い。ニーズがないところに提案してもけんもほろろなのは当然。

正確には、短期的な顕在ニーズがないところに、中長期的な潜在ニーズに気づいてもらうよう話をして提案することは、現場が忙しかったり担当者の熱意がなかったりすると、ハードルがとても高い。ここを攻略するのが楽しかったりするのだが、まだまだ悪戦苦闘している。

離島も結構回らせてもらって、それぞれの文化があることを痛感。物理的に隔たりがあることの影響を身をもって体験。

と、いう感じで、あまり具体的な話はできないものの、4ヶ月間で多くのことを学んでいて、これからも学び続けると思うのでワクワクしている。

特に「離島教育」にトライしている。詳細は別途投稿するが、概要を述べると、沖縄県には離島が多く、高齢化・人口減少が課題(シマチャビ)となっている中、一つに「15の春」という「高校入学のために生まれ育った離島を離れる必要が生じる課題」があるので、どうにか解消したく奮闘している、という感じ。

ビジネスとして、継続性やスケール性があることが大事と思っていてトライしていることもあって、これまた簡単ではない。けど、絶対成功させる。

よくよく考えると、離島の問題は、沖縄全体の問題との共通項が多く、そして、沖縄全体の問題は日本全体と共通項が多いと思う。だから、離島の問題・社会課題をクリアしたら、ゆくゆくは日本全体に展開・貢献できるのだろう、という想いも持ちつつ、行動する日々だ。

今後は、離島教育についての内容もしたためていく。