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冬の日常とりどり

五時前の起きぬ世界の只中で時告げ鶏な酉年の朝

来年はまた題詠を走ります百の閃き電脳を往く

最初など誤魔化せるのさ玉子焼き食えば極楽知らぬが仏

声高に師走師走と泣く巷殺してしまえ殺してしまえ

山積みの仕事と家事と遊興を各個撃破と洒落こみますか!

気まぐれに浮上をしては折々の暮らし垣間見また潜り行く

青に透け緑に透ける瓶たちが冬の六時の窓に並んで

夜明けの青を留める清らかな太陽の力を写せ青瓶

背を温め落ちるまどろみ緩やかな抱かれるような冬の午睡に

午睡する場所は油断のならぬ場所床暖房は時間泥棒

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