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私が拒否したかったもの。その名は「普通」

「あんたは考え方が偏ってる。普通が一番や」という母に、「私が普通やったら今ここにおらへんわ。普通やったらいじめのときの死んどるわ」と言い返した。

私は変人だから自殺せずにすんだし、普通じゃないから苦労を苦労、難儀を難儀とも思わず毎日愉快に機嫌よく過ごしていられるのだ。

「あんたはホンマの大変さを知らん」という母に、「知ってたまるか。ホンマの大変さなんて知ったら、それは死ぬときや。大変か大変でないかは私が決める。私は何も大変に思わない」って言っといた。

歪だから、極端だから、普通ではないから、私は楽観的で明日を信じ生きていられる。

普通だったら、正常だったら、今のこんな世の中で生きていたいとは思わないんじゃないだろうか? 夢のない、未来の見えない恐るべき日本で。

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