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冬の親子の休日など

あかぎれにワセリン塗って包み込む年追う毎に大きくなる手

流れ来るタイムラインに乱される同時多発にいられぬリアル

尊いと言うしか無くて語彙力があってもなくても萌えは尊い

届けこの声この祈り果てまで乗せて飛ばすは鎮火の願い

朝なのに日暮れのような鼠色せめてと青い傘さして出る

スーパーの音が溢れる片隅で乱れ打つバチ軽快に舞う

ドンカツと吹上がるよう連打する習練を積む幼い熱意

付き合いで待つことに慣れ短歌などひねり出してる午後のゲーセン

満ちていくおなかと心ぬくぬくと笑いあってる母と子の時

「懐かしい」小5息子が口にする各々違う昔という時

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