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内田かずひろさんとバーバリーのマフラー

漫画家 内田かずひろさん2021/2/20新聞に載った。
そのときのマフラーがネットで叩かれているらしい。
私がお会いしたときも、内田さんは新聞と同じようにマフラーをしていた。
バーバリーを知らず、内田さんのマフラーに気づかなかった枡野浩一さんが尋ねた。
「どうしてマフラーはバーバリーなんですか?」
「これユーズドで500円だったんですよ」
曰く、『バーバリー柄』なのか『バーバリー』なのか、あとで確認したらホンモノだったのでびっくりしたそうだ。
「でもこれ薄いのにあったかいんです」
(そりゃブランドだからな)
枡野さんがネットの声を伝えると
「人のうわべだけ見て、いろんなことを言う人がいるんだなぁ」
と興味深げ。
「でもコレ、昔は売れてたって感じしてよくないですか?」
(そこで見栄を張る!?)
枡野さんはマフラーが500円だったことをTwitterで公表した方がいいと言い、内田さんは了承し枡野さんにツイートをお願いしつつ、
「昔は売れてたんだって感じでいいですよね?」
とまた私に言った。
帰りの道中、内田さんからもらった通話でも
「昔は売れてたってことを表してるみたいで、いいと思うんだけど」
とまだ言っていて私は笑った。
正規のルートで買ったならそうなるけど、500円で買ってるからそれ演出だよ。
500円のマフラーでいらん見栄を張ろうとする内田さんは、やっぱり面白くて私は好きだ。
そんな内田さんの個展は、2/25まで開催中
昨日は『前からあるシワの取れないマフラー』をしていたが、また『バーバリーのマフラー』の日があるかもしれない。
そんなときは、500円のマフラーではなく、『昔売れていたときに買ったマフラー』をしていると思ってあげてほしい。
ネットで非難している皆さんの声は、言ってみれば内田さんの希望通りなのだ。

マンガ家デビュー30周年+1(ワン)
■内田かずひろ個展■
『みんなふつうで、みんなへん。』
期間:2021年2月17日(水)~2月25日(木)
時間:11:00~19:00
場所:コーヒー&ギャラリー ゑいじう
住所:東京都新宿区荒木町22−38
電話:03-3356-0098



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